「石」の利用がおもしろい~農業では邪魔にされるけど・・・すごい資源~vol378

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの森あづみのでは、パーマカルチャーの考え方を取り入れながら、持続可能な運営を大切にしています。

そのため、観光農園施設などについてもなるべく、「地域の」、「身近な」資源を使うようにしています。

その一つが「石」です。

今回は「石」の利用について書いてみました。

農業では邪魔にされる「石」を活かせないか?

(↑農地のところどころに積んである石)

一般的に農業では「石」は邪魔にされることが多いです。

トラクターで耕運するときに、石があると作業性が悪く、機械も痛めてしまいます。

草刈りをするときも、石があると、刃が破損したり、石が飛んで危険です。

機械を入れる場合は、邪魔になる存在です。

ブルーベリーの森あづみのの、ある農地周辺は、火山灰土で、その中に火山由来と思われる石が混じっており、掘ったりするとけっこう出てきます。

おそらく、昔、農地を開拓したときに、どけた石が、現在でも石塚のようになっています。

最初に、この農地をみたときに、ところどころに積んである石が印象的で、「何かに活かせないか・・・」と思いました。

ブルーベリー農園の観光農園施設に「石」を活かす

身近な資源を活かしたいという思いから、ブルーベリーの森あづみのの「観光農園施設」に活かすことにしました。

キーホールガーデン(ハーブガーデン)

(↑石でキーホール型を作ります)

ブルーベリーの森あづみのには、小さなハーブガーデンがあり、その一つが「キーホールガーデン」です。

パーマカルチャーでよく使われる手法です。

鍵の穴のような形をしており、キーホールの中心から、どこへでも手がとどくため、作業性がよく植え床も保護されます。

また、この形が、自然のエネルギーを呼び込む形(?)のようです。

このキーホールガーデンを作るときに、石を使いました。

だんだんハーブが大きくなると、植物に埋もれてしまって、形がわからなくなるみたいなので、今年はもう一段、石を積んでみようと思います。

(↑参考にした本)

スパイラルガーデン(ハーブガーデン)

ハーブ園のもう一つが、「スパイラルガーデン」です。

半径2mほどの、渦巻き型の小山のような植床で、こちらもパーマカルチャーでよく採用される手法です。

家族や、友人親子にも手伝ってもらい、ワイワイ楽しく作りました。

土や石の量がけっこう必要なので、イベント的に作る場合は、材料を運んでおくと、スムーズです。

レンガなどでも作ることができますが、石を使うことで、より味わいのあるものになるように思います。

しかもコストは全くかかりません。

(↑完成して喜びの登山(?))

(↑参考にした本、その2)

ブドウ棚のレストスペースの基礎

(↑無農薬ブドウのレストスペース。ブドウを食べることもできます。)

ブルーベリーの森あづみのには、ブドウ棚の日陰を利用したレストスペースがあります。

単管を基本的な骨組みにして、棚の格子部分は地域の竹を切ってきて組みました。

その基礎部分の下に、沈み込み防止のため石を利用しました。

(↑20cmくらいの穴をほって、石を入れます。大小の大きさの石をバランスよく使うとしっかりしまります)

(↑近くの川で拾ってきた砂利を入れて均し、さらに突き固めます)

(↑石のところに一緒においてあった、昔この農地で使っていたコンクリート基礎みたいなものを置きます。基礎の水平は川で拾ってきた砂で調整します。)

(↑単管用基礎を置きます。)

棚をしっかり組んであれば、力が分散してあまり沈み込まないようにも思いましたが、念のため、基礎の下にも、石をたくさん入れて補強しました。

基礎の沈み込みは全くなく、かなり安心感があります。

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石は地球からの贈り物

(↑運ぶのがちょっと大変ですが、無理せずこつこつやれば、かなり運べます)

農園の石はもともと火山由来のものと思われるので、地球の内部から噴火により出てきたものです。

石は豊富なミネラル分を含み、コケや植物の根が徐々に溶かすことで、植物は利用することができます。

根が張る場所は、むしろ石が適度にゴロゴロあった方が、石に根がぶつかる刺激で細根が発達したり、ミネラル分が供給されるので、植物にとっては良いそうです。

また、花壇のような使い方をする場合は、蓄熱体でもあるため、春先の地温の上昇にも、役に立つようです。

農業機械を使えば邪魔になるのは、私も実際にやって、身に染みてはいるのですが、それは一つの側面にしかすぎないのではないかとも思います。

(↑石のあるガーデンで元気の育つハーブ)

石は地球からの贈り物だとも言えます。

なんとか、活用したいという思ったのは、このような背景もあります。

実際に使ってみると、運ぶのは大変だけど、こつこつやればどうにかなります。

そして、大きさもそろっていないけど、むしろパズルのようにうまく積むことができます。

そして、何より、景観になじむ!

「石の利用」おもしろくて、やめられません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(↓玄関現代農業2022年2月号(農文協)に 私の関連記事が掲載されました)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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