2021シーズンが終了しました~私もブルーベリー農園が楽しすぎました~ vol279

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

かんざきたつやのプロフィールページを見る

「ブルーベリーの森あづみのホームページ」をみる。

インスタグラムもやってます。

ブルーベリーの森あづみのは今年2021年8月2日にオープンし、9月5日にブルーベリー狩りを終了しました。

初めてづくしの今シーズンを終えて感じたいことを書いてみました。

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美味しいブルーベリーができたことに感動

ブルーベリーの森あづみのでは「ど根性栽培」という、自然の力やブルーベリーの本来もっている力を活かした栽培をしています。

千葉県木更津市の江澤貞雄氏が提唱している方法で、3年前に相談にいき、ご指導をいただきながら、スタートしました。

この栽培方法を活かすのにもっとも適しているのが「ラビットアイ系」のブルーベリーです。

日本では寒冷地向きの北部ハイブッシュ系の方が優先されて研究や栽培を進められてきた歴史もありますが、

ラビットアイ系のブルーベリーは収量が多く、完熟すると糖度がびっくりするほど高く、深い旨味のある系統で決して北部ハイブッシュには劣りません。

ラビットアイ系は暖地向きと言われているため、長野県安曇野市でうまく栽培できるのか、不安もありました。

昨今の気象データをみるかぎりでは、地球温暖化もあり、寒冷地というイメージよりも気温が高いことを確認していましたし、江澤さんに相談した際の「ラビットアイで問題ない」というアドバイスを信じ、ラビットアイ系を中心とすることにしました。

しかしながら、周辺で栽培されているのは寒冷地向きのノーザンハイブッシュ系ばかりで前例もほぼ無いため、

本当に冬を越せるのか・・・・。

収量が思ったより上がらなかったら・・・・。

という不安は常にありました。

しかしながら、寒さの影響は全くといっていいほどなく、3年目には収穫をすることができました。

無理をせずに、成長の度合いもみながら、成長を優先させるもの、実をつけるもの、という選別をして、今年は6割程度の樹、約200本ほどに実をつけることにしました。

できあがった実は、正直なところ自分でもびっくりするくらい美味しいと思ってしまいました。

それでも、自分のひいき目なのかなあ・・・という不安もありましたが、お客様やど根性栽培のブルーベリーなども食べたことのある方からも、お褒めいただいたので、さらに手ごたえを感じることができました。

さらに、フルーツが苦手・・・というお子さんも喜んで食べていただいたという話も聞き、本当に嬉しくなりました。

ブルーベリーたちと自然の力、ご指導いただいた江澤さんに本当に感謝です。

寒冷地に近い環境でのラビットアイブルーベリーのど根性栽培という方向性に確信をもつことができました。

自然と一体となったサービスの可能性

ブルーベリーの森あづみのは、長野県安曇野市穂高の北アルプスの山麓、とても景色が良く、気持ちのよい場所です。

この環境を十分に活かしながら、自然の中でゆったりとすごすことのできる場所を作ることをいつも考えていました。

無農薬のブルーべりやその他の果樹。ブドウ棚の日陰やハーブ園、ヒマワリの柵やトマトの「食べられる柵」、エコトイレ、キッチンカーでの北アルプス自然水の無添加かき氷販売など、一貫性をもった一つの形にすることができました。

そして、ブルーベリーをつまんだり、お茶やコーヒーを飲んでゆったりしたり、おなかが一杯になったお子さんもトンボをおいかけたり・・・大人も子どももそれぞれここちのよい過ごし方ですごすことのできる環境や仕組みづくりを考えたこと、

それが実際に機能していたことが、お客様の様子や感想から実感することができたのが嬉しかったです。

少人数での予約制といった形も、新型コロナウイルスの影響で親子などでの外出先に困るといった状況にも貢献できると感じました。

まだまだ取り組みたいことはたくさんあるので、来年以降にむけて、農園をさらに充実させていきたいと思います。

「楽しくてやめられない」ブルーベリー農園

長雨の影響もあり、収量が落ちてしまったことで、予定より早めの閉園となりました。

本当はもっともっと続けたかったです。

自分の思い描いたものが形になり、それを喜んでくれる人たちがいることが楽しくてしょうがない・・・・

そういう感覚をもてたことが、とても幸せなことだと思いました。

農園でのブルーベリー収穫は初めてでしたが、たくさんの素敵なお客様に出会えたことが何よりの収穫であり、

自分の仕事に喜びと可能性を感じることができたこと、これがとても大きな一歩だったと思っています。

お客様には「来年も楽しみにしててください。」と言っていましたが、本当は私が一番楽しみにしているのかもしれません。

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