ブルーベリーの剪定の教科書どおりにいかない場合の小技編②~内側をむいた枝でも「切らなくてもいい」枝がある~vol362

ブルーベリー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの剪定をしていて、どうしても教科書どおりにいかないケースがあると感じています。

自分なりに考えて対処している小技を紹介したいと思います。

小枝(こえだ)に見えますが小技(こわざ)です(笑)

今回は第2段「内側をむいた枝」です。

この記事でわかること
●ブルーベリー剪定の小技を紹介します☆彡
 
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内側をむいた枝でも切らない場合

教科書どおり、セオリーどおりに言うと、ブルーベリーの樹の中心に向かって伸びる枝は、すなわち「内向きの枝」は剪定の対象です。

内部が混みあって、収穫しにくかったり、実に日があたらないのでいい実ができないからです。

しかし、「内向きの枝」にもけっこういい枝と花芽がついてたりします。

正直「切るのがもったいない」とも思ってしまいます。

そこで、よく観察すると切らなくてもよいケースがあるのではないかと思うようになりました。

「ブルーベリーの枝は実がたくさんなると垂れる」からです。

特にうちの農園でメインにしているラビットアイ系品種は実をたくさんつけて、ダイナミックに垂れ下がります。

枝が垂れることで、内側をむいていた枝が、垂直~外向きになります。

(↑一見、内向きの枝だが・・・)

(↑枝の基にある枝が垂れ下がると垂直から外側をむく)

この「枝が垂れるイメージ」をもちながら、本当に切る方がいいのか・・・という視点で見ると、

必ずしも切らなくてもいいケースがでてきます。

軟らかい枝は「配置換え」も可能

内側に柔らかい枝が混みあっている場合、

少し、動かして、外向きにすることもできます。

(↑柔らかい新しい枝が内向きの方向になっている)

(↑外側へ「誘引」することで切らなくてもOK)

ちょうど誘引のような形で、柔らかく、若い枝であれば可能です。

まとめ

植えつけて1~2年くらいは、強く切り戻して、伸ばしますが、

3~4年目くらいは、横向きや下向きのもの、弱い枝の枝整理が中心になります。

まだそれほど、混みあってこないので、不要な枝整理(枯れ枝、弱い枝など)でけっこうすっきりしてしまう場合もあります。

一見、混みあっていても、誘引したり、配置換えしたり、内向きの枝も残せるか考える・・・といったことでいい枝を残すことができます。

このあたりは、年齢や生育状況で変えていく必要もありますので、

よく観察しながら、考えて続けていきたいと思います。

↓最近読んで、勉強になった本です。栽培にも経営にもいろいろな考え方があり、おもしろかったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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