脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
春の暖かさも本格的になると、夏野菜の準備もいよいよ終盤です。
今回は、夏野菜の果菜類、トマトやナスなどをセルトレイからポリポットへ移植する「鉢上げ」について書いてみました。
鉢上げはタイミングよく行うのがポイントです。
夏の果菜類のセルトレイからポリポットへの「鉢上げ」手順
鉢上げの手順①セルトレイから苗を取り出す
最初に水を上げておきます。
こうすることで、セルトレイから取り出した時に根鉢が崩れにくくなります。
セルトレイから苗を取り出します。
下からトレイを押し出すと、スッと外れます。
セルトレイを破ってしまうと、次回使えなくなるので、やさしく押し出します。
このくらいあっさり根が巻いているくらいがちょうどよいと思います。
あまり早すぎても、根が回っていなかったり、遅すぎると根詰まりして成長が悪くなります。
トマトやナスの場合、本葉が2~3枚展開したくらいが「鉢上げ」の目安になります。
鉢上げの手順②苗をポリポットに植える
今回は9cmのポリポットを使いました。
だいたい、ポットの高さの3分の1くらいまで培養土を入れます。
苗を入れます。
なるべく根鉢を崩さないように、やさしく扱います。
周りに培養土を詰めていきます。
上から少し手で押さえながら、入れていきます。
最後に水をたっぷりあたえます。
こうすることで、根鉢と培養土が密着します。
鉢上げの手順③セルトレイの変形を直してからよく洗う
植える手順は終わりですが、最後に空になったセルトレイを次回も使えるようにしておくのがポイントです。
押し出すときにへこんだりして変形した部分を直しながら、よく洗います。
変形も汚れも、そのままにしておくと、残ってしまうので、このタイミングでメンテナンスしておきます。
ひっくり返して干しておきます。
ひっくり返すとへこんで変形した部分がよくわかります。
私はなるべくプラスチックの資材を使わないようにしていますが、やむを得ず使う場合は、半永久的に使うくらいのつもりで、洗ったり、直したりしながら使いつづけるようにしています。
プラスチック資材のメリットは腐食したりしないことなので、紫外線にあてすぎないようにしたりしながら、なるべく長持ちさせます。
(参考資料・おすすめ本)
「これならできる!自然菜園」(竹内 孝功 農文協)
数年前から参考にしている、私の自然栽培のバイブル的な本です。
家庭菜園で作られる野菜はほとんど網羅しています。
また、種まきや定植などの時期を平均気温や自然の指標(藤の花が咲くころなど)が記載されているので、毎年の気候に変動があっても、迷わなくて便利です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※「にほんブログ村」のブログランキングに参加しています。 よろしければ、画像をクリックしていただけるとランキングに反映され、励みになります。