ブルーベリー「ど根性栽培」の「幼木の剪定」 vol175

ブルーベリー畑の画像 ブルーベリー
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脱サラ元地方公務員、ブルーベリー栽培やってます。神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz))です。

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今回は、ブルーベリー「ど根性栽培の剪定」について書いてみました。



ブルーベリーの「ど根性栽培」って?

ブルーベリーの潜在能力を発揮させる栽培方法

過去記事でも多く触れていますが、ブルーベリーの「ど根性栽培」は、千葉県のエザワフルーツランドの江澤貞雄さんが提唱している、ブルーベリーの持っている力を発揮させる栽培方法です。

土壌適応性の広い、ラビット・アイ系の品種がメインとなりますが、重要なポイントは以下のとおりです。

1水やりを一切せずに、根を深く張らせる(木材チップなどの有機マルチを徹底)。
2土壌改良材は使わない(そのまま植える)※1。
3幼木は、強い剪定で成長させる。

※1土壌適応性の低いハイブッシュ系の品種はピートモスを少量(1株あたり40L)使用する。

多くのブルーベリーの専門書や一般書に書かれていることは、「ほとんどやらない」栽培方法です。

「やらない」ことで、ブルーベリーをその土地に適応させます。

ブルーベリーの幼木は肥料に繊細

ブルーベリーは基本的に強い作物です。

環境さえ整えてあげれば自力で育つ力がとても強い生き物です。

幼木(1~3歳くらい)も強いです。

ど根性栽培で育てれば、根がしっかり張っているのでなおのこと強く、水やりまで不要です。

アンモニア態窒素の肥料を適量与えれることで、地上部はものすごく伸びます。

しかし、一方で肥料のやりすぎによる濃度障害で突然枯れてしまうことがあります。

日本に導入されてきた当初は、化成肥料のやりすぎによる枯死が非常に多かったそうです。

現在では、ほとんどの栽培方法で、この点は見直されています。

液肥にして濃度や量を徹底的に管理するか有機質肥料又は緩効性の化成肥料などで非常にゆっくりと利かせることが大切になります。

「ど根性」栽培では、油粕を少量使ってゆっくりと利かせるようにしますが、さらに言えば肥料により伸ばすことよりも「剪定で伸ばす」ということを重視しています。

ブルーベリーの幼木は「剪定」で伸ばす

前述のとおり「ど根性栽培」の場合は、幼木は肥料ではなく「剪定」で伸ばすという方法をとります。

具体的には、冬場の剪定時期に枝を1/2~1/3に切り詰めてしまいます。

一般的に植え付けて2年目くらいまでは、花芽を全て剪定で落とし、実をつけないように管理しますが、その時に花芽の部分だけではなく、枝全体を大きく切り返します。

これにより、伸長期にぐんぐん枝が伸びます。

(剪定前)

(剪定後、花芽を落とすとともに枝を半分ほど切り詰めている)

以下、私なりの解釈です。

生長点を切除すると、根で形成される植物ホルモンのジベレリンが活性化し、枝の伸長成長が促進され、失った樹高を取り戻そうとします。

さらに多くの場合は元の樹高よりもさらに大きくなります。

他の果樹でも植え付け時には同じように切り返すことはありますが、切り返し剪定は栄養生長が強くなりすぎて、目的とする樹形に誘導することが困難な場合が多く、避けられる傾向にあります。

ブルーベリーの場合は低木で、ブッシュ状の樹形であるからこそ可能な手法であると考えられます。

なお、窒素肥料を与えてもはやり、ジベレリンが活性化し、同じ現象が起こります。

ジベレリンが活性化しすぎると、実の食味が落ちたり、花や実をつける植物ホルモンであるサイトカイニンの生成が阻害されたりします。

実をつけない時期だからこそ、大胆に切ることができ、より大きく成長させることができるとも言えます。

まとめ

幼木の剪定は、花芽を落としたり、弱い枝を間引く程度で、ほとんど枝を切らない場合が多いです。

しかし、ど根性栽培は、大胆に切ります。

最初はちょっととまどいましたが、徐々に慣れてきました。

見た目はすごく小さくなってしまいますので、ちょっとがっかりしてしまいます。

しかし伸ばすために重要なことなんです。

様々なブルーベリー栽培方法の情報を見ていると、「〇〇栽培の剪定は通常とは真逆です。」とか紹介されていたりします。

しかしよく、見ていくうちに、一般的な技術の範囲内だよな~と思い、がっかりすることも少なくありません。

何故か世の中には「真逆」と言いたい人が多いような気がしています・・・?

しかし、ど根性栽培の幼木の剪定や植え付け方法は本当に逆だと思いました。

私がもう一つ、参考にしている道法正徳さんの剪定方法「道法スタイル」も本当に真逆だと思います。

植え付け時より根がしっかり張っており、土壌pHなどの状態も整ってきていているので、どんどん伸びると考えています。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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