ブルーベリーの「ど根性栽培」での肥料のやり方 vol171

ブルーベリー畑の画像 ブルーベリー
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脱サラ元地方公務員、ブルーベリー農園経営者。かんざきたつや(@ttykanz)です。

農業を目指した理由、脱サラの経緯、農園のコンセプトなどは、下記のプロフィールページ又をご覧頂けるとうれしいです。

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私がブルーベリー栽培で採用しているのは、「ど根性栽培」と言われる方法です。

千葉県木更津市のエザワフルーツランドの江澤貞雄さんが提唱している栽培方法で、ブルーベリーがもっている力を発揮させる栽培方法の一つです。

今回は、ブルーベリーの「ど根性栽培」で肥料をどのようにやるのかについて、書いてみたいと思います。

ブルーベリーの「ど根性栽培」って?

ブルーベリーの潜在能力を発揮させる栽培方法

過去記事でも多く触れていますが、ブルーベリーの「ど根性栽培」は、ブルーベリーの持っている力を発揮させる栽培方法です。

土壌適応性の広い、ラビット・アイ系の品種がメインとなりますが、重要なポイントは以下のとおりです。

1水やりを一切せずに、根を深く張らせる(木材チップなどの有機マルチを徹底)。
2土壌改良材は使わない(そのまま植える)※1。
3幼木は、強い剪定で成長させる。

※1土壌適応性の低いハイブッシュ系の品種はピートモスを少量(1株あたり40L)使用する。

多くのブルーベリーの専門書や一般書に書かれていることは、「ほとんどやらない」栽培方法です。

「やらない」ことで、ブルーベリーをその土地に適応させます。

また、経費も労力も少ないことも特徴の一つです。

ど根性栽培をやってみた感想

1シーズンを実際にやってみて、ブルーベリーは水はけなどの環境だけを整えれば、相当強靭な植物だということを実感しました。

農地取得の関係で植え付けが適期より、1か月以上遅れて植えました。

5月下旬の暑い時期でしたが、 木材チップを敷設し乾燥を防いだだけで、水やりを一切していません。

夏の気温40度に迫る日も多かったのですが、 333本中、不具合のあったのは2本だけでした(活着率99%)。

成長も良く、新しい芽もぐんぐん伸びました。適期に植えれば、もっと伸びたかもしれません。

考えてみたら、私が前職で専門としていた森林・林業でも、植えた木の状態は、地形・地質・施業などの環境要因で地上部、地下部も含めて違う植物かと思うほど変化に富んだものでした。

条件が変われば、植物の形態も変わってくる、全く不思議なことではなかったんです。

「この作物の性質は〇〇である。」というのは、広い意味では共通する部分もあるかもしれませんが、特定の栽培条件が前提となっており、前提条件でない環境であったときに、植物がどういう成長をみせるかは検証されていないことも多いのかもしれません。

栽培しながら、今後もよく観察していきたいと思います。

「ど根性栽培」の肥料

肥料は年一回の元肥のみ

ど根性栽培では、年1回冬場に元肥として油粕を与えます。

ゆっくり分解させるため、有機肥料である、なたね油粕を使います。

具体的には以下のとおりです。

分類肥料の量
幼木 油粕お椀1杯(約180g)
成木 油粕お椀3杯(約540g)

※あくまで目安であり、土壌条件なども考慮する必要があります。

なたね油かすの窒素成分は約5%なので、

1株あたりの、窒素成分は以下のとおりです。

分類ど根性栽培の窒素施肥         ブルーベリーの一般的な窒素施肥基準備考
幼木180(g/本)×0.05=9g6~9gアメリカ・ミシガン州の基準より定食2~5年までの平均値を算出
成木 540(g/本)×0.05=27g 89g千葉県主要作物等施肥基準(H31年3月)より算出

幼木は、おおよそ一般的な施肥量であり、成木になると3分の1以下の施肥量になっています。

2019年にブルーベリー植えた時は、すでに5月でした。

油粕を蒔いても、肥料を利かせるまでに必要な期間が足りません。

また、暑い時期に蒔くと、肥料に虫が湧いたり、水分で腐敗したりと弊害も出てきます。

そのため、江澤さんにアドバイスを頂き、無肥料で植え付けています。

しかし、成長は決して悪くありませんでした。

窒素肥料は、植物ホルモンである「ジベレリン」の活性を促し、ジベレリンは同じく植物ホルモンである「エチレン」の活性を妨げます。

エチレンは病害虫への対抗する働きがあることから、窒素肥料は可能な限り少ない方が望ましく、施肥量が多い作物は農薬とセットになってしまうことの要因の一つです。

植物ホルモンの性質や微生物の条件などを整えながら、最終的には無肥料も目指していきたいと考えています。

実際の施肥作業(幼木)

株元に敷いてある木材チップをアメリカンレーキや熊手などで一旦どかします。

いつも思うのですが、厚さ10cmのマルチングで草がほとんど生えません・・・すごい。

菜種油かすをお椀1杯(約180g)をまきます。

株元から10cm以上、離して散布します。

木材チップを株元だけ残しておくと、近くに蒔きすぎないので、作業しやすいです。

木材チップを戻します。

草と混ざって、チップがどこにあるのかわからなくなってますが、10cm以上の厚さに戻してあります。

この作業を繰り返していきます。

1株2~3分くらいでした。

あと2日くらいかな?

思ったより減っていませんでしたが、木材チップの厚さが減ってきている場所もチェックしておいて、後ほど補充しておきます。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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