ホンダこまめのアタッチメント「ブルースパイラル」を使ってみたvol655

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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ホンダの小型耕運機「こまめ」には、たくさんのアタッチメントが販売されています。

いままで、アタッチメントは使ったことがありませんでしたが、興味をもっていた、ホンダこまめの「ブルースパイラル」という草刈り(草削り)用のアタッチメントを導入してみました。

「ブルースパイラル」を使ってみた感想を書いてみました。

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ホンダ「こまめ」は小さいけど、何でもできる優れもの

ホンダの「こまめ」は、小型の家庭用耕運機で、人気の高いロングセラー商品です。

1馬力程度ですが、100m2程度の畑なら十分な作業効率だと思います。

私は、6年程前にヤフーオークションで3万円で、ホンダこまめF210を購入しました。

当時はまだ、農家をやっていなかったので、純粋に家庭菜園用でした。

かなり古い機械ですが、HONDAエンジンも好調で、今も野菜づくりや、ハーブ作りに大活躍しています。

私は、ほとんどの作物を不耕作で育てているため、耕運機といっても、ごく表面だけ除草も兼ねて耕して、植えつけなどをしています。

そのため、トラクターなどは必要なく、この「こまめ」で十分足りています。

むしろ、円形の畑にしたりと、変なこと(?)をしているため、

こまめに動けた方が楽だったりします。

専門の機械は、高性能というよりは、全体の販売台数が少ないため、性能のわりに価格が上がる傾向があります。

「家庭用」で売れている商品は、「費用対性能」という面でコスパがよくなる傾向があると思います。

そのため、農業機械だけでははく、キッチンカーで使うものや、冷凍庫なども、いきなり業務用を検討するのではなく、家庭用で代用できないか、一度考えるようにしています。

アタッチメントが豊富なホンダこまめ

ホンダこまめには、様々なアタッチメントが販売されています。

現在は、最新のF220 用の物が販売されていますが、ロングセラー商品なこともあり、基本的に旧機種のF210でも使えるものがほとんどなので、ありがたいです。

消耗品なども、ロングセラー商品はたくさん台数がでているので、互換性のあるものが多いのは助かります。

ホンダこまめ「ブルースパイラル」に感じたメリット

取りつけが簡単なブルースパイラル

ブルースパイラルは、ホンダこまめについている、耕すためのロータリー爪をはずして装着します。

あまりに長い間、はずしてなかったため、土がつまったり、錆びたりして、とりはずすのが大変でしたが、どうにかはずすことができました。

装着は簡単で、ピン2か所だけつければOKです。

車軸とブルースパイラルの間に、草がからみにくいカラーを装着します。

(草がからみにくいカラーが付属している)

思った以上に早く刈れたブルースパイラル

試しに庭のあちこちや、畑で刈り具合を試してみました。

思った以上に刈れます。

結構早い。

耕運機と同じで、ゆっくり動かせば、丁寧に刈れます。

草が全く絡まないブルースパイラル

(この写真は使用後ですが、全く草が絡んでいません)

これはかなり驚いたんですが・・・

草が全く絡みません。

抵抗棒にはどっさり草がついているのに、ブルースパイラルには全く絡んでいません。

通常のロータリーなら、すぐに絡んで、それを取るのがストレスでした。

これには驚きました。

ごく表面が耕せるブルースパイラル

(草をとりつつ、表面だけ耕すのに便利)

私は、野菜の栽培などは基本的に「不耕作」にしています。

土壌を深く耕さずに、保全するというやり方です。

草や微生物の働きで通気性や保水性などがよくなります。

耕すことで、好気性細菌が増えすぎて、有機物が過剰に流出するのも防ぐことができます。

無肥料栽培や少肥栽培にもつながります。

菌根菌などを保全することができます。

一方で、デメリットもあります。

種まきや、定植などの作業性が落ちる。

初期の頃に、草負けしないように、除草などの手間が増える。

もぐら(とその穴を利用するねずみ)が増えやすい。

そのため、私は、ごく表面だけを耕して、初期の頃の作物と草との生長差ができるようにしたり、

表面に近いモグラの穴を壊すようにしています。

ブルースパイラルを装着したこまめをゆっくり動かすと、表面を削るように耕すことができるので、

私のようなニーズにもぴったりだと思います。

ブルースパイラルのデメリット

速度調節にコツがいる

耕さない分、少しスピードが走りがちなので、制御するのがコツがいると思います。

ロータリーの車軸しかついていない耕運機は、そもそも速度調節にコツがいるので、その動きに慣れている人なら問題ないようにも思います。

草刈り用のモアよりは綺麗に刈れない

ブルースパイラルは乗用モアや手押し式のモア、ハンマーナイフモアなどと比べると、刃が鋭くありません。

安全とも言えますが、スパッと切るというよりは、引きちぎっているという感じです。

草刈りという用途では十分許容範囲だと思いますが、

芝生のように綺麗な仕上がりにしたいという用途には合わない気がします。

また、草丈があまり長いと、引き倒しただけになってしまうこともあります。

ブルースパイラルは草丈30~40cmくらいまでの方が、作業効率もいいように思います。

こまめの移動用タイヤが使いにくい

(移動式タイヤとブルースパイラルが当たる時がちょっとストレス)

ホンダこまめには、付属の移動式タイヤがついています。

車軸とロータリーが一緒なので、これがないと、アスファルトの上などを運搬できません。

移動式タイヤがときどきブルースパイラルに接触するので、運搬がちょっとやりづらいと感じました。

車軸につけるタイヤも販売しているので、それを使えば解決しそうですが、とりあえず、今あるのでがんばってみます。

(↓多分これがあるとより便利)

まとめ

総合的にみると、通常、畑で必要とするような草刈りの機能は十分です。

もともと、こまめを持っている人や不耕作をやっている人にはおすすめの商品です。

【ホンダこまめ「ブルースパイラル」のメリット】
●装着が簡単
●畑草刈りが早くラクにできる
●草だけとりたい、表面だけ耕したいときに便利
 
【ホンダこまめ「ブルースパイラル」のデメリット】
●速度調節にコツがいる
●草刈り専用機械よりは仕上がりが劣る
●移動式用タイヤ(手動)が使いにくい
 

耐久性などは、まだわからないので、引き続きレビューをしていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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