「脱サラ農業」で『一番後悔していること』~脱サラ農業のリアルな心境~ vol473

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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私は非農家出身で、以前は地方公務員というサラリーマンをしていました。

サラリーマン家庭で育って、サラリーマンをやって、「脱サラ農業」をしました。

厳密にいうと、公務員をやめた後に株式会社の農業法人に入社しているので、

サラリーマン⇒農業サラリーマン⇒脱サラ農業(独立起業)となったわけですが、

おおまかにいうと、「脱サラ農業」組だと思います。

脱サラ農業や脱サラ起業をしたいけれど・・・後悔するかも?

と思われる方も多いかもしれません。

私も実は後悔したことはあります。

今回は、「脱サラ農業で後悔したこと」についてリアルな心境を書いてみました。

同じような、脱サラ農業(起業)を検討されている方や、すでにやっている方にもぜひ読んでいただければうれしいです。

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ブルーベリーが収入源となるまでとても長く感じた

脱サラ農業をして、ブルーベリーを栽培し始めました。

夫婦で就農される方もいますが、私は「一人農業」。

結婚はしていますが、基本的に農作業や運営は一人でやってきました。

ブルーベリーを植えつけても、収入になるまでは、最短で3年目(まる2年)はかかります。

その間は、栽培にかかわる経費は出ていく一方です。

私の場合は、資材や機械、設備にはほとんどお金がかからない栽培方法でしたので、

ブルーベリーは収穫まで果樹の中では比較的短い方だと思いますが・・・

支出の増よりも、農作物が収入源とならない期間がとても長く感じられました。

その間は、観光農園やマーケティングの勉強や準備、

副業として、ブログアフリエイトや林業関係の仕事などをやっていましたが、収入が十分でない期間は貯蓄を切り崩したりもしていました。

幸い、サラリーマン時代はけっこう地味な生活をしていたのか(笑)蓄えは、それなりにありました。

それでも、準備期間の収支がいつもあせりを生んで、必要以上にエネルギーを消耗してしまっていたように思います。

脱サラ農業で一番後悔したことは?

実は、脱サラ農業そのものは後悔していません。

あのままサラリーマンを続けていても、いつかは今の道にきていたと思うからです。

それでも、今でも一番後悔していることはあります。

それは・・・「プロセスをもっと楽しめばよかった」ということです。

安定した収入がなくなり、妻や子どもに心配かけたことでも・・・

親に反対されたことでも・・・

新規就農の補助金をもらわない方針にしたことでも・・・

ありません。

どんなことがあっても、いつかうまくいくのだから、

プロセスを楽しもう、心配してもコントロールできないことにとらわれず、自分ができることだけに集中しようと、そういうマインドで過ごせなかったことです。

そして、比較的時間が自由に使えるのに、家族や子どもとの時間を気持ちに余裕をもって楽しめばよかった。

時間は比較的自由になりましたが、気持ち的にはいつもあせっていたからです。

例えば、日本から北極へ向かいたいと思ったとき、そのルートは無数にあります。

遠回りするかもしれないですし、最短かもしれません。

大変かもしれないですし、ラクかもしれません。

ちょっと戻ってしまうかもし、疲れて動けなくなるときもあります。

それでも、目的地がかわらなければ、いつかたどり着きます。

自分の人生もそういうもののように思います。

おそらく、何度時間を巻き戻しても、その頃の自分は、きっと同じことをすると思います。

だから「後悔」というのでしょう。

しかし一方、で、その時はそれで精一杯だったけど、

それでも、「自分自身にやりたいことを許可を出してあげた自分」と応援してくれた家族には、本当に感謝しています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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