「脱サラ農業」、「脱サラ起業」家族に反対されたらどうすればいい? vol468

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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久しぶりに妻と共通の友人と会ったときのこと。

私は、以前、地方公務員をやっていました。

4年ほど前に、その仕事をやめて、「農業」「起業」という道にすすんだので、久びりに友人に会うと、そのことが話題になることが多いです。

「〇〇ちゃん(←妻)よく許してくれたね~。」ということでした。

自分の中に「許してもらう」と言葉にはあまりピンとこなかったのですが、

たしかに、家計を同一にする家族は、収入や生活スタイルの変化の影響を受けるため、

その家族に了承を得ることは必要だと思います。

それにできれば応援してもらいたい。

しかし、「脱サラして農業」、「脱サラして起業」をしたいという場合、

「家族(妻)に反対された・・・」「家族を説得するには・・・」という悩みを多く聞きます。

家族に反対された時、どうすればいいのか?

明確な答えはないと思います。

その人のやりたいこと、バックグラウンド、みんな違うからです。

しかし、一方でおそらく、「絶対やってはいけないこと」「絶対やった方がいいいこと」はほぼ共通しているのではないかとも思います。

友人からいいヒントをもらったので、少し忘れかけていた当時のことを思いおこして、あらためて整理してみました。

自分自身の失敗も踏まえて、書いてみましたので、同じような悩みの方の参考になれば幸いです。

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私もごくフツーに脱サラ農業を家族(妻)に反対された

私が、「公務員をやめて農業をやりたい。」

と言ったとき、ごくフツーに反対されました。

そりゃそうだろう(笑)

安心な要素なんて一つもなくて、不安しかないだろう(笑)

と、今なら冷静に思えるのですが、

当時は、仕事が大変だったり、自分の生き方を模索して、「やっとみつけた答えだ!間違いない!」と視野がせまくなっていました。

なので、

「何でわかってくれないんだ。」

「成功している人もいるのに・・・」

という気持ちだったように思います。

でも、きっと妻も、「好きなことをやらせてあげたい」と「生活を守りたい」という、両方の気持ちがあって、悩んでいたのだとも思います。

その渦中にいるとほとんど気が付けないのですが、

家族はあなたに幸せになってほしいから悩んだりするのであって、基本的には「愛」なのだと思います。

そのうち、すこしずつ、妻が不安な要素がわかってきて、

最初は、給料ももらえる農業法人で働いて経験を積むという段階を経て、自分でブルーベリー農園をはじめるようになりました。

私の場合は、こうだったというだけで、こういうプロセスを経れば、説得できるという意味ではありません。

そこには、もっと大切な「自分とのむきあい方」があると考えています。

相手の言っていることは自分の気持ちの鏡

相手は自分の鏡」という言葉は、わりと一般的になってきているような気がしていますが、自分の経験からも、実際そうだなあ・・・と実感しています。

私たちは、たいてい、「自分はこの道だ!」「絶対成功してやる!」と熱っぽくポジティブに偏っている時は、ネガティブな要素を、自分の不安な気持ちを「見ないふり」をして無視しています。

それを、家族などが、あなたの代わりに強く感じ取ってしまい、まるで「代弁」してくれているような状態が発生します。

そして、自分が「見ないようにしていること」、「見たくないこと」、つまり痛いところをつかれているので、それにむきになって反応してしまいます。

そのため、相手の言っていることが、受け入れられないことが多いのです。

家族を「説得」はしなくていい「自分を受け止める」

目の前の問題は解決しなくていい

ここで大切なのは、相手の言っていることではなくて、「自分の気持ちに気が付くこと」です。

自分の中の不安や心配を代弁してもらって、正直、めっちゃ痛いのですが(笑)

自分の中にこんな不安があったんだ~、とネガティブの存在を認めることができると、何が起きるかというと・・・

「そりゃ、家族も不安だよね~。自分も不安だもんね(笑い)」と、相手を受け入れられる体制になります。

ここで大切なのは、 自分を受けとめる→相手を受けとめる という順番です。

この逆は絶対にできません。

自分を受け止めて、相手を受け止める。

それができると、何の問題も解決していなくても、前向きにアイディアが出し合えたり、前に進むことができるように思えます。

不確定な要素がなくなることはありません。

まだやっていないことは確実に成功する補償を得ることもできません。

しかし、それでも、何故か前にすすむこともできるようになってくる。

話術を駆使して、論理的に整理して、説得することが大切なわけではありません。

自分の気持ちをごまかさずに、受け止める、それが一番大切な一歩です。

このように、目の前の問題は多くの場合、本質的には解決しなければいけない問題ではなく、「ダミーの問題」であることが多いように思います。

自分の生きたい生き方になるのに、様々な道順はあっても、絶対に不可能ということはありません。

しかし、そのためには「自分と向き合うこと」、自分の気持ちを大切に扱ってあげることは、おそらく一番大切なことであり、

それができて、はじめて、誰かの気持ちも大切に扱ってあげることができるのではないかと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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