ナスの苗づくりを簡単に③~セルトレイ発芽後の管理~vol635

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの森あづみの(幸せフルーツ工房)では、ブルーベリー、ハーブ、ヘーゼルナッツを中心に栽培しています。

そのほかにも、自家消費の野菜を栽培しています。

農家になる前、もともと私が趣味で野菜づくりをしていたのを、7,8年ずっとやっています。

昨年は直売所で少し販売もしました。

仕事なのか趣味なのか、という感じですが、少しずつ、野菜づくりの準備も進めています。

今回は、ナスの苗づくりの「発芽後の管理」について書いてみました。

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早めに準備するナスの苗づくり

夏野菜を植えるのは、私の場合、5月の連休すぎくらいになります。

夏野菜の生育適温が高めなため、可能な限り暖かくなってから種まきをした方が、保温がラクになります。

しかし、ナスの苗は、苗を育てる期間が50日間~と、比較的長いため、まだ、少し肌寒い時期から種まきをする必要があります。

温度の管理が、ナスの苗づくりを、少し難しくしています。

ナスの種を蒔く前に「芽出し」をする

ナスの生育適温は20℃から30℃くらいです。

日中は20~25℃くらい。

15℃以下になると生育がとまったり遅くなるため、種をまいたら、最低でも16℃~20℃くらいには温度を保ちたいところです。

種をまく前に、体温で発芽させておくと、よく発芽し、発芽時期も比較的そろいます。

(体温による発芽の詳細は以下の記事をご覧ください↓)

育苗ヒーターと湯たんぽで保温

芽出しをしたらセルトレイにまきます。

夜間は、湯たんぽと育苗ヒーターを組み合わせて苗を保温しています。

蓋に通気口をあけた、透明なプラスチックの衣装ケースに育苗ヒーターと苗、湯たんぽを入れます。

(保温についての詳細は以下の記事をご覧ください↓)

セルトレイからの発芽状況

あらかじめ「芽出し」したおいた種をセルトレイに蒔き、夜間は16℃から20℃程度に保温しておきました。

それから4日程度で、セルトレイからも発芽してきました。

写真右の方の16個が「小布施丸ナス」、写真左側の16個が「ジャバニーズスピリング」です。

小布施丸ナスの方が発芽率が良かったです。

ジャパニーズスピリングは、少し種が古いため発芽率が低かったのかもしれません。

それでも7割ほどは発芽しています。

育苗を開始してから、一週間ほどで発芽しました。

日中は日だまりにおく

発芽してからは、日光に当てたいので、日中はなるべく屋外に出します。

屋内で保温しながらの育苗は、気を付けていても徒長気味になるため、なるべくそれを防ぎたいと思っています。

白い壁を背にしておくと、壁に反射した太陽光も利用できます。

天気がよければ、地表温度は30℃くらいになります。

その場合、セルトレイの地温はだいたい地表温度より3℃から5℃程度低くになることが多いです。

西日が強く、地温が30℃を超えそうなときは、少し木陰などに移動させます。

家にいないときは、こういった微調整ができないのが悩みどころです・・・。

夜間の保温は引き続きしっかりと

夜間は、種をまいてからと同じく、16℃から20℃程度に保温します。

本葉の3枚目が展開してきたら、ポリポットに「鉢上げ」します。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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