トマトの苗づくりを簡単に①~種まきと発芽~vol642

トマトの種の画像 パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーの森あづみの(幸せフルーツ工房)では、ブルーベリー、ハーブ、ヘーゼルナッツを中心に栽培しています。

そのほかにも、自家消費の野菜を栽培しています。

収穫したトマト

農家になる前、もともと私が趣味で野菜づくりをしていたのを、7,8年ずっとやっています。

昨年は直売所で少し販売もしました。

仕事なのか趣味なのか、という感じですが、少しずつ、野菜づくりの準備も進めています。

今回は、トマトの苗づくりの「種まきと発芽」について書いてみました。

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発芽しやすいトマトの種

トマトは比較的発芽がしやすい作物ではないかと思います。

発芽温度は20℃から30℃とナスやピーマンと同程度といわれていますが、

実際には、ナスやピーマンよりは低い温度でも発芽しやすいように思います。

トマトの原産はアンデス地方、ナスはインド東部、ピーマンは中南米と、原産地の気候の違いも関係しているのかもしれません。

発芽までの期間もナスやピーマンよりも短く、適温であれば3、4日程度で発芽することもあります。

育苗期間は、35から45日程度と、ナスなどより短めです。

そのため、5月中旬の定植を想定し、ナス・ピーマンより後に、3月下旬から4月上旬に種まきをしています。

トマトを「ポケット発芽」したら3日で発芽した

私は、ポリ袋に入れて体温で温めて、発芽してから種をまく「ポケット発芽」をナスやピーマンではやっています。

発芽がそろったり、発芽までの期間が短くできるというメリットがあります。

(体温による発芽の詳細は以下の記事をご覧ください↓)

ナスやピーマンはポケット発芽をやっていましたが、トマトは、ポケット発芽をしなくても、発芽が早く、揃っていたので、今まで直接セルトレイに種を蒔いていました。

しかし、今年、試行的にトマトもポケット発芽やってみることにしました。

種とりをしておいた、6種類の品種を種まきしました。

油断していていたら、3日程度で発芽してしまいました。

(根がのびすちたトマト)

さすがトマト・・・・。

急いで、セルトレイに蒔きました。

ほんのちょっとだけ根が伸びればOKなので、

根が伸びすぎてしまいました。

根が伸びると、くるんでいる布に根がからんで、布からはずすときに、根を痛めてしまうことがあります。

実際に、2つほど、根を切ってしまいました。

覆土したときに、私はさらにもみ殻燻炭を被せています。

やや暗発芽(暗い方が発芽しやすい)の傾向があるためと、地温を上げやすくするためです。

苗をセルトレイなどで、長く育てていると、表面に苔みたいなものが発生しますが、もみ殻燻炭を被せると何故か発生しません。

特に栽培に影響するわけではないのですが、不思議です。

トマトの芽はセルトレイ蒔きから2日後

その後、品種によっては、翌々日には芽が出てきました。

気候が暖かくなってきたこともありますが、ここもさすがトマトです。

私の印象では、大玉や中玉よりもミニトマトの方が発芽がより早いような気がします。

大玉は、実が割れてしまったりして露地栽培では扱いにくいため今は育てていませんが、

今年も中玉よりもミニ品種の方がやはり早く発芽しました。

日中は日だまりで、夜間は室内で

4月上旬でも、晴れていれば日向の表面温度は40度を超え、地温も25℃から30℃程度になります。

あまりに暑いときは、少し日陰にもってくることもありますが、基本的に日中は日向に置いています。

夜は、まだ気温は1桁台で、0℃近くになることもあるため、室内で保温しています。

15℃以下で成長が止まったり、遅くなるため、16℃以上、できれば18℃以上を目標にしています。

透明の衣装ケースに入れ、湯たんぽを入れて保温していますが、時間とともに湯たんぽが冷えてきて、明け方に地温が下がります。

これを補うために、さらに育苗用の電熱マットも併用しています。

保温するものが増えてきたら、100均にある棚をつくるためのパーツを使って、嵩上げして2段にしています。

(保温についての詳細は以下の記事をご覧ください↓)

トマトの本葉が2枚になったら鉢上げする

今後、本葉が出て、本葉の2枚目が展開してきた頃に、ポリポットに「鉢上げ」します。

セルトレイを使っている理由は、地温を上げやすいことと、保温するスペースがコンパクトになるためです。

鉢上げをして、さらに定植する手間がかかり、大量生産には向かないかもしれませんが、私の場合は確実性をとっています。

ハーブ、野菜づくりもブルーベリー農園と融合し、より「パーマカルチャー農園」に近づけていこうと思っています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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