「草」で害虫を防ぐ考え方~マメコガネ~vol837

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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「マメコガネ」という、とっても小型のコガネムシがいます。

見た目はかわいいのですが、成虫は、葉っぱを食べ、幼虫は根っこを食べてしまいます。

初夏の頃は、主に成虫の活動が活発で、ブルーベリーの森あづみのでは、ブドウやマロウ(コモンマロウ)の葉がよく食べられています。

飛んで逃げてしまうため、駆除がしにくいのも特徴です。

今回は、「マメコガネ」を草で防ぐ方法について回見ました。

なお、本記事ではマメコガネ成虫について書いています。

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マメコガネをよくみてみる

この時期のマメコガネを観察していると気が付くことがあります。

例えば、活動は夕方か朝方。

暑いのが少し苦手なのか、外敵から身を守るためなのかわかりませんが、日中はあまりいません。

また、食べるものに優先順位があるようです。

ちなみに、ブルーベリーの森あづみのに生えている植物は、私はだいたい把握しています。

わからないものも、だんだんと調べて、今では、季節ごとに出て来る順番もわかるようになりました。

優先順位の話に戻しますが、マメコガネは、

メマツヨイグサ(雑草)→ヤブガラシ(雑草)→ブドウ(ナイヤガラ)→マロウ(コモンマロウ、ウスベニアオイ)→ハイブッシュ系ブルーベリーという順番で、好んでいるようです。

※うちの農園の場合です。

ラビットアイ系ブルーベリーの時期には、マメコガネの成虫自体をあまり見なくなるせいか、被害がほぼありません。

ハイブッシュ系ブルーベリーもうちの農園にある植物だと、相対的に順位が低いため、あまり被害はありませんが、ブドウやマロウなどの食害が目立つようになりました。

鳥やシオヤアブなどに食べられているようで、目の前で捕獲されるのを目撃したことがあります。

(シオヤアブ。甲虫類を捕獲して体液を吸う天敵)

マメコガネが好む雑草を「おとり植物」とした

そこで、ある時、マメコガネが好む雑草を意図して残すこととしました。

主に、「メマツヨイグサ」を残し、場所によっては「ヤブガラシ」も残してみました。

(メマツヨイグサに集まるマメコガネ)

これらの雑草は、マメコガネが、やたら好きなようで、これらの植物に夢中になっているのか、

被害が目に見えて減りました。

「ヤブガラシに集まるマメコガネ)

ここで、2つの考え方があると思います。

おとり植物があることで、作物が食べられにくい

という見方と

おとり植物があることで、周囲から、害虫を集めてしまうという考え方

どちらもあり得ると思いますが、過去にベニシジミやヤマトシジミの幼虫の食害が若干あったときに、これらが選好するギシギシやスイバを残していたら、ほぼいなくなったのを思い出して、

(ギシギシ(外来種系統)。シジミチョウの幼虫やハムシのおとり植物になる)

おとり植物を残す作戦にしました。

もしかすると、害虫を集めてしまったとしても、おとり植物が食べられている間に、それらの天敵が集まるためのタイムラグを作り出すことができるのかもしれません。

このように、害虫は単純に「いる」「集まる」だけでなく、まわりの生き物との相対的な関係を考えるのが大切のように思います。

おとり植物を残すときの留意点

メマツヨイグサ

(背が高くならないように管理)

メマツヨイグサは、外来雑草で、もともとは園芸種です。

黄色い花はけっこう綺麗ですが、背が高くなるため、荒れている印象を与えやすいかもしれません。

そのため、摘心するようにカットして、背が低く、脇芽が広がるような樹形にすると、目立ちません。

ヤブガラシ

(ヤブガラシ。左右非対称な葉の付き方が独特)

ヤブガラシはブルーベリーなどに絡みついてしまう厄介なつる植物です。

いかにも「藪を枯らしそう」な名前ですが、実際に枯れたのを見たは無く、ブルーベリーの新梢が巻きつかれて曲がってしまったり、取る時に、実が落ちてしまうといった被害があります。

そのため、作物から少し離れた場所に、例えば防鳥ネットの一角などに、這わせています。

この植物は、雑草では珍しく、他家受粉しないと、種ができないので、あまり急激に増えません。

そのかわり、地下茎でしぶとく生きるタイプです。

(作物と関係ない場所へ誘導)

生える場所をコントロールしてあげると、おとりになってくれます。

マメコガネだけでなく、スズメガなどの幼虫等、多くの虫の食料になっています。

自然な行動を活かす栽培

農地は、人間に意図している作物を優先的に多く生産するため、どのような栽培方法をしていても、基本的には不自然な環境だと、私は考えています。

それでも、どこかでは自然の力を活かす、お借りすることは必要であり、そのアプローチの仕方の違いが、各種農法の違いであると解釈しています。

土地に目的を持たしている時点で、この農法は自然でこの農法は不自然という議論は、そもそもナンセンスだと思いますので、正直、あまり関わる気になれません。

そんなことよりも、目の前の現象を、観察をしながら、どういう自然の力を、どこに活かせるのか、持続可能なのかということに私の場合は、興味があります・

天敵が害虫を食べるというのは、自然な行為であり、そのサイクルがうまくまわると、急激に害虫が増えることはありません(多分ゼロにはならないだろうけど)。

鳥が木の実を食べるというのは自然な行為ですので、それをとめるには、設備の費用やエネルギーをかけて無理をとおす。

あるいは、食べられにくい時期や作物に栽培をするといった形だと、少しエネルギーや小さくなります(これも多分ゼロにはならないだろうけど。)

害虫が好むそこに生えてくる植物を残すというのは、それほど、無理の無い、減少の活かし方だと思っています。

(ナス科作物を食害するニジュウヤホシテントウが好むイヌホオズキ。おとり植物にできないか研究中)

うちの農園の構成メンバーや周辺環境だから成り立つ関係かもしれませんが、なんかかの参考になれば幸いです。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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