日本ではあまり知られていないオーガニックの本当の意味~vol804

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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「オーガニック」と聞いて、皆さんは、どんなイメージを思い浮かべますか?

もしかしたら、「何か体に良さそう」「無農薬」「有機肥料を使った作物」とか、

そういったイメージがあるかもしれません。

どれもある意味正解でもありますし、不正解でもあります。

日本では、あまり知られていない「オーガニックの本当の意味」について書いてみました。

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オーガニックとは「仕組み」のこと

結論から言ってしまうと、オーガニックとは、生産〜流通~販売という農作物関わる全ての人や動物、植物がみんな幸せになるための「プロセスや仕組み」のことを言います。

 なお、「オーガニック」「有機」「ビオ」という用語は、言語の違いであり、基本的に同じ意味です。

英語ではオーガニック、日本語では有機、ビオは主にヨーロッパの諸国の言語で使われます

国際機関が定めるオーガニックの原理

「オーガニックの国連」IFOAM

「仕組み」について、もう少し詳しく解説します。

「オーガニックの国連」とも呼ばれる国際NGO、IFOAM(国際有機農業運動連盟)では

「有機農業の原理」を、定めています。

 「健康」「生態系」「公正」「配慮」の4つです。

現在、各国のオーガニック認証は、「コーデックス有機ガイドライン」という食品規格に基づいて基準が定められています。

コーデックスとは国連機関であるFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で設立した国際食品規格委員会のことであり、有機食品以外にも様々な食品の国際規格を定めています。

各国の実情に応じて、有機認証の基準は若干異なるものの、基本的には、コーデックス有機ガイドラインがもとになっています。

このコーデックス有機ガイドラインを策定したのが、IFOAMのメンバーだと言われています。

有機農業の4つの原理

「健康」の原理

「土」「人」「植物」「動物(微生物)」「水」などの健康は、個別に考えることはできない。

 →関わるもの全てに健康を脅かす可能性のことのあることは避ける。

 化学合成農薬、化学肥料、除草剤を使用しないなど

「生態系」の原理

農業は自然の力に逆らうのではなく、地域の生態系がもともと持っている力を活用する

→外部からの資材の投入はなるべく最小限とし、地域資源の循環や固定種の活用など

「公正」の原理

地球環境や全ての生き物が平等に尊重され、自然体でいられる状態を保つこと。

 →フェアトレード、動物福祉(アニマルウェルフェア)、児童労働の禁止など

「配慮」の原理

完全に理解されていない技術には十分配慮し、よりよく生きられる技術を用いて、将来に渡って健康や幸福を脅かさないようにする。

 →遺伝子組み換え等の予測不可能な技術を用いないなど

オーガニックの目的

オーガニックの目的は、栽培方法、あるいは、農作物そのものや、個人単位の利益「パーソナルベネフィット」に留まらず、社会全体の利益(ソーシャルベネフィット)を実現することを目的としていることがわかります。

かかわる全ての動植物や人、自然環境が幸せになるための「仕組み」を表す広い概念です。

「有機」の本来の意味

日本語の「有機」は、有機物や有機肥料のことではなく、「天地有機(天地に機有り)」が語源だと言われています※。

 天地(この世界、宇宙)には機(法則、仕組み)が有る。

 宇宙や自然の仕組みに沿った方法という意味であり、オーガニックの概念に近いことがわかります。

※諸説あります。

オーガニックは人類の生き残り戦略

日本では、オーガニックの認識が何だかふわっとしていたり、

多少詳しい人でも、有機JAS制度=オーガニックだと思っている人がまだまだいるように感じています。

そもそも、農産物の生産方法を認証する制度は、オーガニックの「仕組み」を実現する手段の一つにすぎません。

何故か、オーガニックを「意識高い系」と揶揄したり、「企業などが高額で販売するための方便」というひねくれた見方をする人もけっこういて、悲しくなる時がけっこうあります。

現状の有機認証制度などは、完璧でない部分もあるとは思います。

しかしながら、オーガニックそのものは、人と自然がうまくやっていくための、極めて現実的な仕組みの一つではないかと、私は考えています。

※なお、本記事は、ドイツで活動されているオーガニックの専門家レムケなつこさんの講座等を参考にさせていただいております。

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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