脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
私は独立して農業を始めて3年目になりますが、未だ軽トラはもっていません。
その理由について書いてみました。
軽トラは必要ない?
結論から言いますと、私は軽トラを買う必要がないからもっていません。
「垂直仕立て」、「道法スタイル」で有名な道法正徳さんの講習会に参加したときに「農業は運搬業」だとおっっしゃていました。
効率的に運搬することも考えた植え付けや圃場設計をするということだと理解していすが、
まさにそのとおりで、収穫物のほか水や肥料、農薬など、農業は運搬することが非常に多い仕事です。
その場合、軽トラック必須なものかもしれません。
しかし、私の場合はちょっと事情が違います。
「ど根性栽培」という自然の力を活かした農法にとりくんでいるので
水はやりません。
農薬もまきません。
肥料はすごく少ないです。
また、観光農園主体の経営なので、収穫物も大量に運ぶことはありません。
たくさん物を運ぶのは植え付けのときの木材チップ、あるいは観光農園の資材などで、いずれも、短期間のレンタルですんでしまいます。
あるいは、近くの農家さんのご厚意で2tダンプをお借りさせていただくこともあります。
日常的には乗用車でも十分な範囲です。
車は持っているだけで年間10万円以上かかる
(↑レンタルした軽トラで竹材を運搬)
自動車税、車検、任意保険などの維持費で、車は所有しているだけ年間10万円以上かかります。
うちの近くの軽トラレンタルサービスが6時間で3千円くらいなので、購入の場合の年間の維持費分だけで200時間以上借りることができます。
実際には年間に使用しても数日なので、多くても30時間くらいではないでしょうか。
購入の場合は、さらに購入代金もかかりますので、さらに差が開きます。
「農家は軽トラ」という常識(?)が私の場合はあてはまらなかったのです。
そのかわりキッチンカーを買いました
そのかわり、軽トラではなく軽バンのキッチンカーを買いました。
カフェを建てなくても、キッチンカーでブルーベリー農園でのスウィーツの提供をすることができます。
ブルーベリーの森あづみのでは「北アルプス自然水の無添加かき氷」を販売しました。
また、シーズンオフの時期もマルシェなどに出店して、ついでに観光農園をアピールすることもできます。
車ですので、もちろん、移動にも使えますし、荷物もけっこう積めます。
私の農業経営では軽トラよりもキッチンカーの方がむいているようです。
常識にとわれず、自分のスタイルに本当にあったものを選んでいくとが大切だと思います。
でも、正直言えば、ちょっとほしくなることもあるんです(笑)
「農家っぽくて」素敵じゃないですか☆もっと田舎暮らしを満喫できるかも。
経営者の目とは、また違う視点で、ほしいという思いは少しあったりするのです。
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