脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
2025年の収穫に向けたブルーベリーの剪定を始めています。
今回は、「ブルーベリーの剪定で最初にやること」について書いてみました。
ブルーベリーの剪定で「最初にやること」
剪定作業のシュミレーション
とりあえずはハサミで切り始める!
・・・ということは私はしません。
昨年の剪定にかかった時間や日数などのデータを確認し、それに今年の成長による作業時間の増を加えて、剪定にかかる時間を、一旦、シュミレーションします。
天候や予想の誤差なども考慮して、予備日数も加えます。
実際の剪定作業で微調整していく
先ほどの、シュミレーションには当然誤差があるはずです。
年によってはぴったりの時もありましたが、成長量などは予想しきれない部分も多いので、
実際にやりながら、時間を計測し、さらに微調整していきます。
生き物なので品種によって、成長具合によっても、当然、ばらつきがでてきます。
しかし、この作業をやりながら、調整していくことで、余裕をもって期間内には作業が完了します。
農作業を楽しみたいからシュミレーションし計算する
こういった計算をしている理由は、私が「楽しみたいから」というのが一番の理由です。
剪定作業は、私が一番好きな作業でもあります。
しかし、剪定作業は期間が長い作業なので、果たして終わるのか、とかそいういった不安な気持ちになることがあります。
私はけっこうネガティブに考えてしまうタイプなので(笑)、好きな剪定作業を不安を感じながらやりたくないというのが一番の理由です。
見通しできて、予備時間を設けて、調整も可能であれば、あせらずに、日々楽しく剪定をすることができます。
また、今はまだ、自分一人でも剪定ができますが、樹が成長したり、規模が拡大してきたら、早い段階で「一人では無理」というのもわかるので、お手伝いをお願いすることもできます。
シュミレーションは、外注や自分が仕事を受ける上でも役立ちます。
長年の経験などで、正確に予測ができたり、不安に感じない人は、必要のないことかもしれません。
あくまで、私が楽しく作業を進める上で、一番やりやすい方法だと考えている方法です。
まとめ
剪定作業に限らず、私は、全体をシュミレーションし、作業を進めます。
全く、未知の内容の場合は、とりあえず、少しやってから、全体のシュミレーションをします。
販売などについても、同様です。
このようなシュミレーションというのは、「机上のようにいかない」と揶揄されることもあるかもしれません。
しかし、机上で、うやむやになりがちな作業の全体像や問題点を明らかにしたり、段取りを考え抜くことにより、現場作業が何倍も効率的にいったり、無理がなくなります。
無理がなくなるというのは、不安もなくなるので、精神的にも良い効果があり、農業をより楽しむことができると考えています。
昔、織田裕二さん主演の「踊る大走査線」というドラマ・映画がありました。
主人公の青島巡査部長の「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」というセリフに、当時高校生であった私は、ちょっと感動していました。
しかし、それはストーリー上の演出であり、実際の仕事を体験していく中では、「事件は現場でも、机上でも起きている」というのが、実際のとことではないかと思います。
現場と机上が有機的に結びついて、機能していない場合は、現場を優先することもあるかもしれません。
しかし、本来はどちらも大切なことではないかと、私は思っています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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