脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
「種」を拡大すると見えてくるものがおもしろすぎて、おもわず書いてみました。
種を拡大すると見えるもの
オクラ
アオイ科のオクラです。
品種名は忘れてしまいましたが、赤い実のなるオクラです。
オクラは、乾燥地帯が原産地であることから、固く丈夫な殻で種を守っているようです。
発芽させるために、種を少し、傷をつけたり、水分を吸わせると、発芽率がよくなります。
表面には、何本にもわたる細かな溝と毛があることがわかります。
水分を保持し、十分になったところです発芽するためではないかと思われます。
ミニトマト
ナス科のミニトマトは標高の高い、やはり雨が少ない地域の出身です。
そのため、夏野菜の中では、比較的、温度が低くても発芽します。
思っている以上に、モフモフした毛で覆われています。
少ない水分を効率的にキャッチする必要があるためではないかと思われます。
カボチャ
ウリ科のカボチャの種は、発芽すると殻が綺麗に、ぱっくりと割れます。
よくみると、最初から、切れ込みのようなものが入っていて、綺麗に割れるようになっていることがわかります。
表面は、基本的にツルっとしていますが、表面には少しシワのような溝が見られます。
ラベンダー
シソ科のラベンダーの種は、ものすごく小さく、まるで塵(ちり)のような感じです。
このような種は、多くの場合、風にのって広まることができます。
表面は、毛などの余分なパーツはほとんどありません。
少しでも軽くするためでしょうか。
種に蓄えられる栄養が少ないため、このようなタイプは、菌根菌などの共生菌との結びつきが強いものが多いようです。
番外編(バジル)
同じくシソ科バジルの種は、ラベンダーと同じくらい小さな種です。
バジルの種は特殊能力があり、水につけると、ゼリー状の物質が出てきて、これに包まれます。
発芽まで種を保湿する働きがあるようです。
この状態にして、食用にする「バジルシード」という食べ物になるようです。
ちなみに、ゼリー状にしてから、種まきをすると発芽率が上がります。
まさに機能美!植物の種
私は、かなり「種マニア」です。
種をじっとみているうちに、こういった形に気が付きました。
自然物には本当に無駄が無いことがわかります。
種を拡大したイラストを描いているイラストレーターさんを知ったときに、変わった人だな・・・と思ったことがあります。
しかし、この「機能美」に魅せられる気持ちは、わかるような気がします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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