脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz))です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
私は、ブルーベリーやパーマカルチャー、自然農などが好きで、あと、人に教えたりするのも好きで、今の仕事の方向性になりました。
でも最初からわかっていたわけではなく、やりながら、方向性が変わってきたような感じでした。
起業や新しい生き方を考えるときって、なんだか「覚悟しろ!」みたいな信念が求めらえるように感じてしまうものですが・・・
私は、ブレブレでも全然いいと思っています。
自分が本当に望んでいることを発見し、そこむかうことができればOKではないでしょうか。
実は、これは、子どもから学んだことでした。
今回は「ブレブレの美学」について書いてみました。
コロコロ考えが変わる子ども・・・
子どもが自分でやりたいっていったことをやめてしまうとか、気分がコロコロかわるとき、ついてイラっとしてしまうことがあります。
「あの時約束したじゃない」とか
「自分でやりたいって言ったじゃない。」とか
よく、子どもをせめてしまうことってありませんか(私だ・・)。
しかし、よく考えてみると・・・
やってみてわかること、考えが変わることって普通ですよね・・・・
私もめっちゃある・・・・
数日前と全然違うこと言ってるときがある。
子どもに「選択の自由」があると同時に「選びなおす自由」もあるかもしれないなあ・・・とも思います。
やってみたから、自分の気持ちがわかることもたくさんあります。
というか、それくらい自分の気持ちを知るのって難しい気がします。
曲がるのはOKですという偉人としなかな自然
「無為自然」でおなじみに、古代中国の周の思想家、老子も
曲なれば則ち全うす
(「老子」より)
すなわち、「曲がっているのも良いことだ」と述べています。
曲がっている木は、かえって切られることはない(だから最後まで生きられる)
だから、曲がっていることもよいことだという主旨のようです。
私たちは、いつのまにか言動の一貫性や人生まっすぐで最短距離といったような、
謎のプログラミングがされてきているように思えます。
しかし、実際の人生では最短なものが、最終的に自分にとって最良とはかぎらないのではないでしょうか。
「パーマカルチャー」※1 の理論では、直線よりも曲線やジグザクが外力に対して最も強い性質をもち、エネルギーを貯められると考えられています。
※1パーマカルチャー:オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系
言われてみると自然界には意外に直線的なものは少ないです。
雪や土砂の動きで曲がっている木はすごく強度があがります。
(↑積雪が多い急斜面では、木は曲がって、強度を上げて対抗する)
世の中もどんどんかわります。
考えもどんどんかわります。
柔軟に、強く、曲がることは自然なことではないでしょうか。
いろいろ変わることで満足している
私は、自分の生き方の方針も結構変わってきています。
ブルーベリー農園の方向性も、当初は、もう少し、パリッとした人工物の観光農園のイメージだったんです。
でも、どうしてもしっくりこなくて、本当に好きなものを追求していくと、いまの、自然と一体になったカタチがとてもいい!と気がつきました。
正確には「変わっているというよりも、自分の好きなものに正確に気が付いてきたのかもしれません。」
だから、「ブレブレは全然OK」、しなやかに、より楽しい方向に行けるのだから。
罪悪感をもたずに柔軟にブレましょう!
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうとざいました。
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