脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
最近は夏の暑さが厳しい年が続いているように思います。
世界規模でも地球の温暖化は進んでいるようですが、ここ長野県安曇野市も例外ではありません。
これからは温暖化していく、前提で栽培を考えることが必要だと感じています。
もはや寒冷地ではない?長野県
「寒冷地」という気候区分は年平均気温が、12℃以上の地域のことのようです。
長野県安曇野市穂高の気温は、2010年代(2010年~2019年)平均で11.82℃。
2018年~2020年まで3年連続で12℃を超えています。
もやは寒冷地というよりは、「温暖地」または「中間地」と考えた方がいいかもしれません。
実際、ブルーベリーの森あづみのでは、暖地向きと言われてきたラビットアイ系のブルーベリーをメインに育てていますが、しっかりと生育しています。
もともと、ラビットアイ系のポテンシャルが通説よりあったのかもしれませんが、地球が温暖化していきていることも要因の一つだと考えています。
よく種のパッケージの裏に記載されている寒冷地区分は、統計が古いものが多く、近年の情報を正確に表していないように思います。
逆に言えば、これまで育てられなかった品種や作物も育てられる可能性もあるとも言えます。
夏の暑さを対策が大切になってくる
(↑暑さに強い品種を選ぶことも大切)
したがって、これまで「寒冷地」と思われていた地域も、温暖化を前提とした「夏の暑さ対策」が大切になってくると考えられます。
様々な作物の産地の構造も変わってくるかもしれません。
ブルーベリーについては、高原などの一部除き、暑さに強い品種が重要になってくるのではないかと私は考えています。
また、草生栽培など、夏の暑さから守ってくれる栽培方法も大切になってくると思います。
(↑草生栽培をしています。下草が夏の暑さや乾燥から守ってくれます。)
(↑木材チップの有機マルチ。真夏でもマルチの下は湿ってひんやりとしています。)
ますます有機物の時代かなあ・・・と思っているところです。
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