【ブルーベリーの品種が決まる】脱サラ元公務員のひきよせ農業vol.110~ブルーベリー&自然栽培

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ブルーベリーの画像

脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました、そして今は起業し、自分のブルーベリー農園を準備しています。かんざきたつや(@ttykanz)、36歳です。

 

農業を目指した理由、脱サラの経緯、やりたい農園のコンセプトなどは、下記のプロフィールページ又は、下記リンクご覧頂けるとうれしいです。

 ⇒かんざきたつやのプロフィールページを見る

  

着々と農園の準備を進めております。

こうご期待☆

 

今回は、ブルーベリー農園に植える品種が決まったので、そのことを書きたいと思います。

  

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ブルーベリーの品種が決まる

品種の選定の基準

日本で栽培されているブルーベリーの品種は、およそ200種類と言われています。

品種による違いは顕著で、収穫時期、食味、環境の変化や病害虫への耐性についても、

別の植物かと思うくらい品種による違いが見られます。

 

そのため、栽培の目的によっても品種の選択を変えていくことはとても重要です。

 

私の場合は、ブルーベリー狩りが栽培の目的の中心であるため

「食味が優れる」「熟期長い」「収量が多い」といったことが重視されるべき要素だと考えました。

 

反面、出荷で重視される「実が硬い」「保存性」といったことは、大切ですが最重要な要素ではなくなります。

 

ラビットアイ系でやってみよう

日本で多く栽培されているのは「北部ハイブッシュ系(ノーザンハイブッシュ系)」と「ラビットアイ系」の二種類におおむね大分されます。

 

日本での栽培の歴史は、北部ハイブッシュ系を中心に展開されてきており、多くの産地では北部ハイブッシュ系を中心に栽培しています。

栽培等の技術体系もは北部ハイブッシュ系を主に研究されてきました。

 

北部ハイブッシュ系は、大粒な品種が多く、ラビットアイ系に比べて食味が優れると考えられてきたためです。

 

北部ハイブッシュ系は、暑さに弱いので、西日本などでは栽培がしにくい品種であり、本来は暑さに強いラビットアイ系が適する地域です。

それでも、北部ハイブッシュ系は栽培者には人気があるため、何とかして北部ハイブッシュ系を栽培しようとしている農園も多いです。

 

しかし、実際には、ラビットアイ系は、色づいてから完熟するまで、若干期間を要しますが、最終的な糖度は北部ハイブッシュ系より高くなり、収量も2~3倍多く取れます。

北部ハイブッシュ系と異なり、色づいてからすぐに食べるとまだ完熟しておらず、おいしくないので、「ラビットアイ系はまずい」と誤解されてきたという面もあるかもしれません。

 

樹勢(植物が生きる力)は、ラビットアイ系の方がはるかに強く、乾燥などにも比較的強いです。

元々、ラビットアイ系の原種は河川敷に自生するため、水はけに対する耐性も北部ハイブッシュ系よりも強く、粘性土でもある程度は栽培できると言われています。

 

実際に食べてみた感じでは、北部ハイブッシュ系は、色づいていても、完熟していない酸味のあるものがたまに混ざるのに対して、ラビットアイ系はあまり「はずれが無い」。

ラビットアイ系の品種で完熟した樹に成っている色づいた実はほとんど甘いという印象でした。

 

ラビットアイ系は皮が厚く、口の中に残る感じが強い点が人によっては気になるかもしれませんが、食味自体は全く北部ハイブッシュ系にひけをとらないと思います。

また、収量が北部ハイブッシュ系と比較して2~3倍以上になることも摘み取り園向きです。

 

長野県ではメイン品種として作っている人が少なく、北部ハイブッシュ系より収穫時期も一カ月くらい遅れるので、他の摘み取り園とも重ならないことも利点だと思いました。

 

地球の温暖化や猛暑などで、北部ハイブッシュ系も、だんだんと長野県でも作りづらくなってきているとも聞きます。

今後はもっとそういう現象が進むかもしれません。

 

ラビットアイ系のポテンシャルや10年後のことを考えても、ラビットアイ系でやってみる価値があると考え、

基本的にラビットアイ系を中心に栽培することとしました。

江澤貞雄氏に相談

「ブルーベリーを作りこなす」(江澤貞雄、農文協)の著者でもあり、ブルーベリーの潜在能力を引き出す「ど根性栽培」の提唱者である、千葉県木更津市のエザワフルーツランドの江澤貞雄氏に以前、相談にいったことがありました。

 

その際、長野県でのラビットアイ系の栽培についてお聞きしましたが、長野県でも十分栽培可能であるとのことでした。

  

ブルーベリーをつくりこなす: 高糖度,大粒多収

ブルーベリーをつくりこなす: 高糖度,大粒多収

 

 

www.ttykanzaki.com

 

ありがたいことに、農地が決まったら、品種についても相談に乗って頂けるとのことであったため、計画図を作成し、品種について改めて相談させて頂きました。

 

その結果、8種類

「クライマックス」「ウッダート」「モンゴメリー」「ブルージェム」「ブライトウェル」「オースチン」「メデット」「ティフブルー」に決まりました。

 

極早生、早生、中性 の品種が中心であり、寒さが早めにくる長野県仕様の品種構成となっており、収穫期は8月上旬~9月下旬が中心となってきます。

 

自分の栽培経験自体は、ほとんどが「北部ハイブッシュ系」ですが、以前ほかの農園でラビットアイ系の「メデット」を食べたときに、そのおいしさにすっかりお気に入りになりした。

とても古い品種ですが、収量と食味と柔らかい食感が摘み取り園にぴったりだと思います。

「メデット」はぜひともは入れたかったので、実際に入れられてよかったです。

 

 (参考記事)

www.ttykanzaki.com

 

ブルーベリー農園自体もマイナーですが、さらに、周りで栽培している人ともちょっと違う品種を中心に栽培していくことになりましたが、その点も何となく自分らしいなあ・・・と思い、なんだかますます面白いと思いました。

 

連休明けからさらに本格始動です。

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

  

 

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