脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみのはパーマカルチャーの考え方を取り入れています。
パーマカルチャーで植物を育てる場合、特にベースとなるのは多年生植物です。
多年生植物で、農園の骨格をつくり、一年生植物を加えていくようなイメージです。
パーマカルチャーでは「生産性の高い森」をつくるという考え方をしており、適切な手入れをすることで生産性が年々上がっていく多年生植物は特に大切ではないかと思います。
しかも、多年生植物は増やしやすいという特徴もあります。
始めたときは少しでも、どんどん作物を増やしていくことができるのです。
今回は、「増える多年生植物」というテーマで書いてみました。
挿し木や株分けでどんど増える多年生植物
多年生植物は、挿し木や株分けなどでどんどん増やすことができます。
もちろん、一年草で種をとっても、増やすことはできますが、多年草の挿し木や株分けの方がより簡単に増やすことが可能です。
最小はすくない株数でも、ある程度大きくなると、挿し木や株分けができますので、
数年やっているうちに何十倍、何百倍にも増やすことができます。
(↑ニラも分けつしたものを株分けするとどんどん増えます)
(↑ブドウの剪定枝。剪定枝も挿し木の穂木になるので、だんだん宝物み見えてきます)
小さくはじめてもたくさん育てることができる
(↑ブドウの挿し木、私のYouTube動画「幸せフルーツチャンネル」より)
これはどういうことかといいますと、
最初は、試験的に小さくはじめておいて、うまくいきそうであれば、挿し木や株分けでどんどん増やすことができるということです。
私は、新しいものを育てるときには、いきなり増やして経済栽培をしないで、「趣味の農業」で小さくはじめておきます。
それで、実験してから、挿し木や株分けなどをしながら増やすようにしています。
(↑レモングラスも株分けして2株⇒50株ほどになりました。)
これはリスクや初期費用小さくする意味でも有効ではないかと思います。
デメリットとしては、試験栽培し、株分け・挿し木し、拡大するまでは、数年かかるという点です。
投資して、一気に増やすという考え方もあり、考え方は少し分かれると思います。
また、いわゆるパテント種とよばれるライセンスが設定されている品種は、挿し木などで増やすことは禁止されているため、この方法は使えません。
私の場合は、ゆっくり確認しながらやっていきたいので、このゆっくり増やすペースがあっていると思いますが、それぞれ好みにあった方法でよいのではないかと思います。
多年植物が充実してくると、生産性があがるため、おもしろいなあ・・・と感じます。
(↑分けつした葉ネギを小分けにする作業が楽しい・・・)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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