脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました、そして今は起業し、自分のブルーベリー農園を準備しています。かんざきたつや(@ttykanz)、36歳です。
農業を目指した理由、脱サラの経緯、やりたい農園のコンセプトなどは、下記のプロフィールページ又は、下記リンクご覧頂けるとうれしいです。
農地をお借りして、約3カ月ほど、だんだんと周りの状況も見えてきました。
今回は、まわりの農地の状況について書いてみました。
だんだん農地が増えていきそうな予感がする
耕作していない人も意外に多かった
農作業をしていると、隣接する農地の人に会うことがあり、
機械作業中だったりする場合もあり、すぐに話せないこともありますが
タイミングを見て、なるべく間髪入れず、速攻話かけて、挨拶をしています。
地域の情報も頂けるので、助かります。
ここ数カ月、だんだんと状況が見えてきた部分もあり、
意外に、耕作をしていない場所も多いことがわかりました。
全くの放棄地は少ないのですが、
知り合いに頼んで、耕起だけしていたり、
草刈りだけをしているといったパターンが多いです。
ダイレクトに「そのうちやめたいから、作りませんか?」と言われることもありました。
90歳の方が「誰もやる人いないから、草刈りだけしてるんだ。」ということもありました。
市役所の人が言う「農地がなかなか無い」の本当の意味
農地がみるかる前、市役所などに相談に行っていたときは、
「いいところは、うまっちゃうからなかなかないね~。」とか
「もし、いいところがあれば、連絡するので、気長に待ってて。」とか
言われるので、当時はつい、言葉どおりに受けとめて、農地はなかなかないのかと思いこんでいました。
しかし、いざ、耕作を始めてみると、周囲には
「農地をもっているが、管理が大変でだれかやってほしい」
「誰かやってほしいが、どこに相談すればわからない。」
という人も意外といることがわかりました。
市役所などでのやりとりは、翻訳がいるのだと思いました。
「農地がない。」
⇒業務の範囲での把握はしていない。積極的に探すつもりもない。
「いいところがあれば、連絡します。」
⇒偶然そういう話があれば紹介するけど、積極的に探すつもりがない。
私も前々職は、公務員だったのですが、
民間企業で働いたりして、ちょっとブランクがあったので、つい忘れていましたが、経験上、一般的に以下の特徴があると思います。
- 行政が把握している情報は限定的であること(実際には調査や、付き合いのある民間の誰かから見聞きした情報しかわからない)
- 行政側に利点があれば、積極的に動くけれども、そうでなければ基本受け身
- 情報が限定的であるが、担当職員として、なめられないように「全てをわかっている風」に話す傾向がある(実態を把握していないかもしれない、という引け目があるためなおさら、訳知り顔で演じる)
悪気があるわけではないので、そういう職業だという認識をしておけばいいのかと思います。
実際、私は感謝してます。
同じ、「農地」について聞いても、
きっと、行政の人、農協の人、農業委員の人、地域の人、それぞれ言うコトが違うのだと思います。
農業委員会の会議で、プレゼンさせて頂いたときには、予想外に「あるよ。」という声を頂き、驚いたことがありました。
行政の人にかかわらず、情報は、情報源の人の知りえる範囲と職業などのバックグラウンドによって影響を受けているので、そのまま鵜呑みにせずに、それらを考慮して解釈する必要があるのだと、あらためて思いました。
また、現在、「実際に農地を借りることができ、耕作をしている。」という信頼感からも、農地のお話を頂けていることもあるかもしれません。
今のところ、ここで耕作をしていると、さらに農地が集まってくるような気がしています。
今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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