子どもに伝えたいことは「大人も答えを持っていない」ということ vol233

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

かんざきたつやのプロフィールページを見る

「ブルーベリーの森あづみのホームページ」をみる。

インスタグラムもやってます。

うちには、9歳と5歳の子どもがいます。

好奇心旺盛なので毎日様々な質問をされるので、つい頑張って(むきになって?)答えようとしてしまうことがあります。

ある意味では「正しい答えをもっているふり」をしてしまうことがあります。

そこから、考えた「子どもに本当に伝えたいこと」について書いてみました。

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大人の答えを疑おう!

10年間ずっと間違っていた「ボールの握り方」から学んだこと

私は、中学で野球をやっており、

高校では音楽がやりたくて、スポーツはやりませんでしたが、大学でまた野球をやりました。

就職してからも職場の野球部に入っていたので、小学高3年くらいからしつこく、30年弱、野球やってたわけです。

本気度も実力も大したコトないですが、今でも好きです。

しかし、今思うとガッツリ本気でやってたのは中学時代だけでした。

才能無いからと、どこかで諦めたのではないかと思います。

特に、強いボールが投げられないという苦手意識があり、軟式ボールに比べて、重く、大きく、滑りやすい、高校野球の硬式ボールはとても投げられないと、思ってました。

しかし、大学生になってから、あることに気がつきました。

「ボールの握り方が間違っている。」

強く早く、遠くにボールを投げるためには、なるべくボールにたくさんのバックスピンをかける必要があります。

そのためには、なるべく指先で摘むように、指を縫い目と直角にかけて、人差し指と中指の間を、狭くしてゆったりと握ります。

(↑バックスピンがかかり強いボールが投げやすい握り方)

しかし、私の以前の握り方だと、ボールを深くにぎりすぎて、縫い目にもしっかり指がかからない、ボールは手から、回転が、少ない状態で抜けていくような軌道になります。

(↑深くにぎりすぎて、ボールに回転がかけにくい)

ピッチャーの投げる「チェンジアップ」という、落ちる変化球みたいなボールになります。

(回転が少ないから重力で失速して落ちる)

いくら筋トレしても、力がボールに伝わらないので強いボールはいきませんし、遠くまで届きません。

フォームもその握り方で投げられるような形に自然となってしまいます。

私は、生まれつき腕力が、割と強かったので、柔らかく、軽く、滑りにくい軟式ボールは、何とかだましだまし投げられたけど、硬式ボールは、殆どスッポ抜けてしまう原因はそこに、ありました。

たったこれだけのことを修正するだけで、フォームも変わり、あっさり、全く違うパフォーマンスが実現できました。

このボールの、握り方…

実は小学生のときに父親に教わったのでした。

父親も本格的に野球をやったことがなく間違っていたのです。

ボールの握り方という些細なコトに気がついたかということが、その後の野球人生にも影響があったかも・・・・しれません。

しかし、それ以上自分で探求しなかったのが、当に自分の才能だと思います。

ここで、学んだ教訓として、教える側が

「正しい知識と理論を持って教える」も勿論大切ですが・・・

それ以前に、大切にしたいのは、

「大人が言っていることは『正しいとは限らない』という認識を子どもにを持ってもらう」こと。

だと、思うのです。

教える方も完璧ではないし、身体や理解の仕方には、個性があるので、

いい意味で鵜呑みにしない、自分の中で消化し探求する習慣が大切でないでしょうか。

最近では、全体練習時間を減らして、個人練習を大切にすることもあるようです。

人生もスポーツも、答えは自分の中にあるのです。

時代も人生も常に変化している

時代は常に変化しています。

時とともに変化することは、どちらかといえば自然なことでもあります。

しかし、最近は特にそのスピードが速いように思えます。

特に常識と呼ばれる一見「答えのようなもの」はどんどんとあいまいになってきていると感じています。

時代とともに答えもかわり、人の数だけ答えもあります。

私はこれからの、仕事は共同創造・・・・一本道を年長者が先に歩いているというよりは、それぞれ違う方向の道を放射状にあるいており、それぞれの得意なことで協力していく・・・というイメージをもっています。

だからこそ、子どもにも、大人をいい意味で疑いながら・・・自分の答えを大切にしてほしいと思っています。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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