脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみの(幸せフルーツ工房)では、ブルーベリーを中心に、いろいろなフルーツをオーガニックな環境で育てています。
レストスペースの日陰をブドウ棚(もちろん無農薬です)で作ったり、子どもたちが遊べる場所も植物や自然物で作っています。
今回はそのうちの一つ、ヤナギで作った「緑のトンネル」について剪定したり、整えてバージョンアップ作業をしたので紹介します。
ヤナギの挿し木で作れる「緑のトンネル」
農園にある緑のトンネルのヤナギは、ちょうど2年程前に、河川敷でみつけたシダレヤナギの枝を挿し木したものです。
1m以上の長さの枝を挿しただけなのに、根付いたのが驚きでした。
2年目以降は、そこから伸びた枝を絡ましたりしてトンネルを作っていました。
夏はいい感じの日陰になります。
子どもサイズですが、がんばれば大人もくぐれます(笑)。
つるありインゲンを這わしてあるので、「食べられるトンネル」です。
ヤナギのトンネルを剪定
トンネルをつくって3年目で、細かい枝がけっこう伸びてきました。
あまり枝がこみあうと、アシナガバチが巣をつくる恐れがあったり、見た目も悪くなるので、剪定して枝を整理します。
枝を編み込んでトンネルを作っているので、一旦それをほどき、剪定をします。
枝も前後左右など、編み込む枝を最小限選び、それ以外はさっぱりと剪定します。
再び編み込んで、もう少し伸びてから全体を整えます。
編み込むのが少しかわいそうな気もしますが、樹勢が旺盛なヤナギが大きくなりすぎないように抑える効果もあります。
枝がこみあって、暗いイメージにならないように注意し、こまめに剪定します。
さらに挿し木して延長を伸ばす緑のトンネル
剪定した枝をさらに挿し木して、少しずつ延長してます。
ヤナギを使ったこの技術は、もう少し大きなものも作れるのですが、管理できる範囲で小さめに作っていこうと思っています。
インゲンも種まき
実をいうとインゲンを絡ませたのは、最初の年にヤナギが活着しなかったための保険的なものでした。
しかし、ヤナギも活着し、インゲンもいい感じに絡んで生育しました。
こぼれ種でもけっこう出てきますが、いい場所から芽がでないこともあるので、
一応、からからになった鞘から採取した種を蒔いています。
このインゲンも数年種取りしていますが、生育が旺盛で、ヤナギの樹勢を結果的に抑えているような気もします。
紫色のめずらしいインゲンです。
種を蒔いているときに、土着菌の塊である「はんぺん」をみつけました。
きのこのような感触で、たまに竹林でもみかけます。
ぼかし肥などを作る時に入れる人もいるようです。
土中環境もいい感じなのかもしれません。
「食べられる森」へ
ヤナギの緑のトンネルのような、植物や自然物と一体となった、しかも「食べられる」レストスペース、プレイスペースをつくるのも一つのテーマとして、開園当初から農園づくりをしてきました。
日々、「食べられる森」を作っています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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