脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました、そして今は起業し、自分のブルーベリー農園を準備しています。かんざきたつや(@ttykanz)、37歳です。
農業を目指した理由、脱サラの経緯、やりたい農園のコンセプトなどは、下記のプロフィールページなどをご覧頂けるとうれしいです。
基本的には順調かと
植えつけた時期が適期より、ひと月ほど遅かったので(本来は3月~4月)、
心配もありましたが、全体的には順調に活着していると思います。
新梢(シュート)も伸び始めており、根もたくさん伸びていると考えられます。
梅雨明けに向けて、よろしくお願いします。
(これもなかなかいい感じです。)
(これもいいですね。みんなありがとう~)
(酸性土壌を好むスギナがかなり増えてきた。散布した硫黄粉が効いてきているのかもしれません。効果が出てくるのは1~3カ月、完全には一年くらいかかるようですが、効果の兆候でしょうか)
(何故かトマトがたくさん発芽している・・・・。隣の畑からきたのか?鳥?)
心配な株が5本ほど
(葉が赤く、葉が枯れおちてきています。しかし、株元からは、新しいシュートが伸びてきています。)
(同様の症状です。木材チップをどけてみると同じく、株元からは、新しいシュートが伸びてきています。)
(同上)
梅雨時期で雨は豊富であり、木材チップの下もしっかりと水分が保持されていました。
水の不足によるものではなく、根に何かの障害が出て、水分の収支などのバランスが崩れていると考えました。
結局「信じる」ことに決定・・・・
私の経験上、ポット栽培であれば、時期的にもコガネムシ類の幼虫による根の食害を疑うのですが、地植え(地面に直接植える方法)だと一般的にコガネムシの被害は少ないようです。
(「クロコガネ」この畑でもよくみられます。6~9月に産卵します。)
考えてみるとブルーベリー関連の専門書は、地植えを基本としているので、コガネムシの被害については、成虫による葉の食害しか言及していないものが多いです。
逆に、一般家庭向けのポット栽培にはコガネムシ幼虫の根の被害がよく書かれています。
コガネムシはブルーベリーに限らず、他の植物にも同じようなアクションをとるのですが、
ブルーベリーでよく用いられるピートモスなどの有機物によってきやすい性質があり、ブルーベリーは浅い部分に根が多く、さらに根が少ないポット栽培では、おそらく最大の害虫です。
地植えの場合、被害はゼロではないけれど、天敵自然の防御機能、また根のスペースを制限していないため、逃げ場があることなどで
コガネムシ幼虫の被害は全体的に見れば薄まってしまうのではないかと思います。
しかし、そもそも、掘り返すと根を切ってしまいそうで、確認できない・・・・
その日は、よく観察だけして、後日、
師匠(日本ブルーベリー協会会長、千葉県木更津市エザワフルーツランド、江澤貞雄氏)に相談してみました。
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いろいろとアドバイスを頂きましたが、要約させて頂くと
「問題ない。『ど根性栽培』は、一年目は枯れなければいいくらいのつもりでいい。むしろそれがコツ。」
とのこと
マジっすか・・・
(多分そういうと思ったけどね・・・)
ここは、私が生まれた頃からブルーベリーを栽培し、観察し続けた師匠の経験とブルーベリーの生命力を信じることとしました。
5本/333本≒1.5%
林業なら、4%未満の枯死は、基本的に補植の対象になりません。
しかも、まだ新しいシュートが伸びていて、枯れていません。
ブルーベリーさん、何卒よろしくお願いします。
コガネムシさん(かどうかはわかりませんが)お手柔らかにお願いします。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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