脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
今回は、農園や農業とは全く関係ないお話です。
けっこう前から子どもたち(&妻)がすみっコぐらしというキャラクターたちに、はまっています。
子どもたち(と大人たちにも)には大変人気のあるかわいいキャラクターですが、
かわいいだけではなく、「ちょいネガティブ」なところにも特徴があります。
実は、私が大切にしているテーマ「ありのままに生きる」というヒントが見えてきます。
すみっコぐらしとは?
ご存じの方も多いと思いますが、「すみっコぐらし」は、サンエックスのキャラクターです。
キャラクターデザインはサンエックスのデザイナーの横溝友里さんで、日本人の「すみっこが好き」という気持ちをテーマに作られたキャラクターです。
2019年では、年間200億円を売り上げ、現在も大ヒットしています。
小学校4年生以下の女の子を対象とした「好きなキャラクターランキング」でも1位を獲得しています。
オトナにもささる「ちょいネガティブ」なメッセージ性で大ヒット
何故ここまでヒットしたのでしょうか?
すみっコぐらしのキャラクターは、恥ずかしがりやのネコ、さむがりで北から逃げてきたしろくま、食べ残されてしまったとんかつのはじっこ、エビフライのしっぽ、飲み残されたタピオカ・・・・
みんな、なんだか「ちょっとだけネガティブ」です。
でも決して、その「ネガティブ」を克服しようなんて思ってもいません。
人間は、ポジティブな自分とネガティブな自分を必ずもっており、日々の生活の中でそれらの存在を感じています。
「そうは言っても、できないこともあるよね~」とか「怖くてできな~い」ということは日常の中でたくさんあるのだけど・・・
人前ではカッコつけたり、本音と建て前があったりすることも、よくあります。
ネガティブだけど素敵なキャラクターをみて、ネガティブな自分も認められているような気がして、安心することができる・・・
これが、大人にも子どもにもささる要因ではないでしょうか。
まとめ
教育や自己啓発などの分野でも「前向きに」とか「ポジティブ」を強調したいた時期があったように思えます。
よく考えてみると、かなり不自然なことであり、
「陰陽一対」。
必ず、光と影があるのに、影の部分だけを追い出すことはできません。
不自然な締め付けや、ありもしない理想の生き方・考え方が、大人も子どもも追い詰めてしまう。
自分の中のネガティブを、すみっコぐらしが、代弁してくれる。
すみっコぐらしは、キャラクター数も多く、それぞれネガティブなポイントにも個性があり、皆で寄り添ってくらしています。
現実の世界でも、ネガティブな部分は個性があり、得意や苦手があり、それを補い合ったりしながら生活をしています。
私は、すみっこコぐらしの世界観は、より人間の自然な状態ではないかと考えています。
すみっコたちは「ちょっとだけネガティブ」だけど、決して、その「ネガティブ」を克服しようなんて思ってもいません(っていうか怖くて、なかなかできないみたい?)。
人間もそんな感じでいいのではないかと思っています。
今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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