脱サラ元地方公務員、ブルーベリー農園経営者。かんざきたつや(@ttykanz)です。
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今年は、暑さが残るせいか、虫たちの活動も活発な気がします。
しかしながら、コツコツと害虫を獲っていたらだんだんと減っていっている印象です。
関係あるのかないのかわかりませんが、
観察していると、大体の樹にクモが住んでいることに驚かされます。
今回はそのことについて書いてみました。
クモは環境指標?

クモは、正直なところ好きな虫ではなく、どちらかと言えば嫌いでした。
しかし、作物を育てていると、大変ありがたい存在であると思ってきました。
また、種類にもよりますが、環境の指標ともされているようです。
生態系の上位にいて、いろいろな虫をたくさん食べるので、クモが豊富ということは、ほかの種類の生き物も多く存在していることになります。
また、農薬に非常に弱いらしく、農薬を使うと、すぐにいなくなってしまうので、そのような意味でも、クモが多い環境は優れていると言えるのかもしれません。
たしかに、農業法人で働いていたときに、ブルーベリーの消毒をすると、クモはすぐにいなくなってしまった記憶があります。
その時は、クモが環境の指標だということはなんとなく知っていたので、消毒後に少し心配になり、またクモが増えてきたらホッとしたものです・・・・
ちなみに私の農園では、農薬は使用していません。
1樹に1クモ!
最近は、ブルーベリーの害虫である蝶や蛾の幼虫を観察しながら獲っていますが、
じっくりみていると、たいてい1つの樹に1匹以上のクモが住んでいることがわかります。



大小、種類は様々です。
樹の中でも、高さを変えてすみわけていたり、
おもに地面の上を歩いているものもいます。
かなりすみわけをしっかりしているようです。
ハナグモなど、特徴のあるもの以外は、種名までは特定できないものの方が多いですが、名前も少しずつ調べてみようと思っています。
クモの方も、かなり目がイイのか、明らかにこちらに気が付いて警戒している動作をしています。
巣を張らない種類でも、糸を出して、葉っぱを張り合わせてその中に住んでいるものもいます。
巣に脱皮した抜け殻などが残っていて、生活感あり、がおもしろいです。
いずれにしても、生物の多様性があること、害虫を補植してくれる存在なので、
これからもクモが住みやすい環境を心がけていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(参考文献)
「虫と一緒に庭づくり~オーガニックガーデンハンドブック~」(ひきちガーデンサービス、築地書館)
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