脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの最大の害虫は何でしょうか?
私は「ショウジョウバエ」だと考えています。
ショウジョウバエ(オウトウショウジョウバエ)は、あらゆる果実に被害がありますが、ブルーベリーも例外ではありません。
オーガニックな環境でブルーベリーを栽培するために工夫していることについて書いてみました。
梅雨時期に熟期がかかるブルーベリーの品種は栽培しない
ブルーベリーの森あづみので、栽培しているのはラビットアイ系のブルーベリーがメインとなります。
これには、私がラビットアイ系が好きなのと、「ど根性栽培」という栽培方法なども理由ですが、
もう一つの理由としては原則、「梅雨時期に熟期がかかる品種を栽培しない」ためです。
ショウジョウバエの被害は梅雨時期に多く発生し、梅雨があけて湿度が低くなると、パッとなくなります。
長野県安曇野市でラビットアイ系ブルーベリーを栽培すると、8月上旬から熟してくるので、基本的に梅雨明けからの熟期になります。
これだけでも、ショウジョウバエの被害をほぼ防ぐことになります。
過熟となったブルーベリーの実をまめに落とす
(↑過熟や割れた実などはこまめに落とす)
ショウジョウバエは過熟(熟しすぎ)の実に産卵するため、過熟となった実や傷ついて潰れたブルーベリーの実はこまめに落とします。
また、地面の上は、クモやアリ、ゴミムシ類などの天敵がたくさん住んでいるので、地面に落ちた実にショウジョウバエが卵を産んでも、ほとんど食べられてしまうのではないかと思います。
雨で割れてしまった実なども、ハチを呼ぶこともあるので、こまめ除去しています。
下草をほどよく刈り風通しをよくする
前述のとおり、ショウジョウバエは、湿度が高くじめじめした場所を好みます。
このため、ブルーベリー付近の下草などの茂みが深いと発生する恐れがあるため、下草をほどよく刈り、風通しをよくします。
下草は天敵の住処や地面や根の乾燥を防止してくれるので、ほとほどに刈ることが大切です。
茂みが深すぎると、ハチが巣をつくりやすくなったりもするので、ハチ予防にもなります。
まとめ
まとめますと以下のようになります。
- 梅雨時期に熟期になる品種は原則栽培しない(ラビットアイ中心)
- 過熟な実や割れた実などをこまめに落とす
- 下草が茂りすぎないように適度に刈りこむ
ショウジョウバエは無農薬栽培では、かなりネックとなる害虫だと思いますが、時期や環境を整えることで、対策をしています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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