脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみのでは敷地の範囲がわかりやすいように、「柵」を作ってます。
主な材料は、近隣から切り出してきた竹と麻縄です。
さらに柵の支柱を作物の支柱にして、「食べられる柵」にしています。
昨シーズンの「食べられる柵」を振り返ってみました。
●ブルーベリーの森あづみのの「食べられる柵」などを紹介しながら2021年シーズンの柵を振り返ります。
2021シーズンの「食べられる柵」をふりかえります
食べられる柵は、もともと「パーマカルチャー菜園入門 自然のしくみをいかす家庭菜園(設楽清和、家の光協会)」という本を読んでいたときに得たアイディアでした。
近隣で切り出した竹を支柱にして、麻縄を横に張ります。
その支柱を作物の支柱として利用することで「食べられる柵」になります。
最初は、横の梁も竹で作ろうと思っていましたが、麻縄の方が柔軟性があるので、途中で変更しました。
木苺の柵
農園の北側の柵は、主に「木苺の柵」です。
ラズベリー、ブラックベリー、ヤナガライチゴ、ナワシロイチゴ、ミヤマフユイチゴ、クマイチゴ、ホワイトピーチベリーなどがあります。
概ね1m間隔で竹支柱が立っています。
ラズベリーは結構収穫できました。
(↑イエローラズベリーは酸味も少なく、色合いも綺麗です)
特にイエローラズベリーやホワイトピーチベリーは美味しかったです。
(↑写真は10月頃の二季なり品種です)
ヤナガライチゴやナワシロイチゴなども熟すと美味しく食べられましたがが、野生種に近いので実が少し小さく感じました。
一方、ブラックベリーは、根をモグラに掘られてしまい、成長が悪くなってしまいました。
課題としては、収穫時期がラビットアイ系のブルーベリーより少し早く、7月頃になるものが多く、ブルーベリー狩り期間に合わないことでした。
今後は、イベントや単発でハイブッシュブルーベリーの摘み取りをやったりしながら、提供できればと思っています。
ただし、ラズベリーの葉はハーブティーにもなるので、ラズベリーリーフ長い期間提供は可能です。
(↑ラズベリーリーフは良質のハーブティーになります)
ヤナガライチゴやナワシロイチゴは生長が旺盛すぎて、植え付け間隔をもう少し広くとってもよかったかもしれないと思いました。
木苺類は、比較的柵との相性がいいような気がします。
スイカの柵
農園の東側の「スイカの柵」。
これは、2021年は正直うまくいきませんでした。
スイカの品種やスイカを使うアイディア自体の問題ではなく、種まきをしてから、農園の準備に追われて、間引きや苗まわりの除草が不十分で、成長が遅くなってしまいました。
それでもがんばってくれて、シーズン後くらいにやっと実ができてきた状況でした。
今年は、反省を踏まえて、きちんと管理しようと思っています。
ブルーベリー狩りでスイカも楽しめたら最高にワクワクします。
(↑自家用の畑で育てているスイカ「シュガーベイビー」。2022年は農園で提供したいです)
トマトの柵
農園の西側は「トマトの柵」を作りました。
主に「ブラジルミニ」という品種で、8月下旬から最高に美味しくなります。
収量もすごくとれるので、毎日とってもおいつかないくらいでした。
(↑ブラジルミニは無肥料でも驚異的な収量でした)
これも、1m間隔で立てた竹支柱にそって植えましたが、生育が旺盛なので、感覚をもっと、とって、多段仕立てにしていった方がポテンシャルを活かせそうです。
課題としては、収穫時期が遅めなので、早い時期の品種ももう少し増やしてバランスよくいこうと思います。
(↑ブラジルミニ以外の品種も作りましたが、晩生のブラジルミニ以外の割合も増やして、ブルーベリー狩りシーズンの序盤にも対応したいと思っています)
ひまわりの柵
農園の南側、住宅地との境目には「ひまわりの柵」をつくりました。
食べられる柵ではありませんが、支柱はたてずに、ひまわりで、景観を壊すことなく住宅地とのブラインドを兼ねた柵を目指しました。
概ねねらいどおりにはなったのですが、
ひまわりの大きい品種と小さい品種が混ざっており、ブラインド効果がもう少し欲しいとおもったことと、シーズン終盤には倒れてしまうこともありました。
さらに、つるにまきつかれやすいので、ある程度管理も必要だと思いました。
背の高いひまわりの種も採種したので、それを中心にしたり、
おなじひまわりの仲間のキクイモなどを利用するのも一つの方法かもしれません。
まとめ
柵を支柱にして「食べられる柵」にしようと思って以来、いろいろなものを試してみました。
うまくいったりいかなかったりありますし、柵まわりの草刈りなどの効率もおちるという課題もあります。
しかし、これ、やってて楽しいのでこれからもいろいろ工夫して、続けていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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