脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
農業を始めた理由について人から聞かれることが、結構あります。
そのたびに、「どっちが先だったかな……?」と考えます。頭で計画して「よし、これでいこう!」と決めたようなイメージがあるかもしれませんが、本当の最初は、実際にはもっと感覚的なスタートだったようにも思います。
「ワクワク」から始まる挑戦
「脱サラをして農業を」と考えたときの原動力は、とにかく「自分のやりたいことをやってみたい!」という気持ちでした。
学生時代は森林や野生動物の勉強をし、県庁で森林関係の仕事をしていましたが、特に農業に詳しかったわけではありません。
農作業をした経験もごくわずか。
ただ、自然と手を動かす仕事にどこか惹かれていました。
自然の力触れる心地よさ
農業を選ぼうと思った大きな理由の一つは、「自然の力を感じられる環境に身を置きたい」という想いでした。
平日は仕事で忙しく、休日に緑が広がる場所を訪れたり、当時趣味だった家庭菜園で作物を育てていると、とてもリフレッシュできたのを今でも覚えています。
特にこの安曇野の風景に惹かれたのは、「四季をしっかり感じられる」こと。
春には新芽が出て、夏は日差しを受けながらブルーベリーが大きく実をならし、秋には葉が色づいていく。
このサイクルに触れるたび、「植物の力、自然の力ってすごい」と感じます。
「日々の充実感」を感じられる
脱サラして農業をスタートした当初は、栽培も経営も「本当に大丈夫かな?」という不安がありました。
ようやく最近になって経営も安定してきたものの、慣れない仕事に少しずつ挑みつつ、「これで経営が成り立つのか」という課題に、いつもいつも向き合っていました(今でも、時々うなされます(笑))。
しかし、それ以上に「充実感」が大きかったんです。毎日、土や植物、空と向き合い、その成果が徐々に目に見えてくる。これこそが自分の求めていた充実感なんだと気づけました。
さらに、自分が育てたブルーベリーを誰かが「美味しい!」と笑顔で言ってくれる。その瞬間に、「農業を選んでよかった」と心から思えるんです。
観光農園では直接、その声を聞くことができますし、通信販売でも、うれしいレビューを数多く頂けるようになりました。
さらに、そういった日々の取り組みや、自分が経験したことを、SNSやブログ、YouTubeなどを通じて、発信することで、自分の中でさらに深まることや、
かつての自分のようにそれを必要としている人には、貴重な情報なんだということもわかってきました。
ブログやSNSは、使い方を誤れば、人を傷つけたり、貶めることに繋がる危険性もあります。
しかし、それ以上に、「幸せになる使い方」というのもあるのではないかと思っています。
ブログやSNSをきっかけに、県内外の方とも交流ができたりと、本当に毎日が面白いです。
経済的な不安や経験不足といった課題も多いスタートでしたが、それでも「ワクワク」があったからこそ行動できました。
自分の心が喜ぶ方向に進むというシンプルな原則。
そしてその過程で誰かを笑顔にできる。
農業はそんな素晴らしい仕事だと思います。
これからも、この「ワクワク」を忘れず、挑戦を続けていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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