夏野菜の「体温発芽」後の種まき~オーガニックな野菜づくり~vol808

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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2024シーズンの夏野菜を「体温発芽」で発芽をさせていました。

ピーマン「信州みどり」が発芽し始めたので、次の段階へと進めました。

夏野菜の体温発芽については、過去記事をご覧ください↓

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ピーマンが発芽

(ピーマンが半分ほど発芽)

ピーマン「信州みどり」(固定種)の半分ほど発芽しました。

前日までは、発芽してなかったので、一気に発芽したと思われます。

見た目ではわからないけど、種の中では大きく変化していることもあるようです。

全部発芽するまで待っていると、せっかく伸びた芽の成長点が枯れてしまったり、保湿している布の繊維に絡んでしまうことがあるので、全体の1割くらいが発芽したらサッと土に蒔く必要があります。

今日はけっこう寒かったので、全く種まき日和ではありませんが、急遽種まきです。

(アイスの棒がさしやすく、文字が消えにくい)

最近、品種名などの目印にはアイスの棒をとっておいて、使っています。

足りない分は、100均一のアイスの棒を使います。

割りばしや枝なども試しましたが、一番消えにくいのがアイスの棒でした。

挿しやすく、文字が消えにくい。

しかも土に還ります。

セルトレイに種まき

セルトレイに種まき用の培養土を詰めて、蒔いていきます。

セルトレイを使うのは、土が少ないので、地温を上げやすいからと、省スペースでたくさん保温できるからです。

マジックのキャップの先端で、土を押して、蒔き穴をつくると簡単です。

(一粒ずつ蒔いてもOK)

一般的には2~3粒蒔きますが、「体温発芽」後だと、土に蒔いてからの発芽率がかなり高いので、1粒ずつでも大丈夫だと思います(たまに出てこない時もありますが)。

少ない種でたくさん苗ができます。

(覆土にはふるいが便利)

土を被せます(覆土と言う場合もあります)。

ふるいを使うと簡単です。

一般的には、種の直径の2~3倍の深さと言われます。

しかし、実際にやってみるとよくわからないので、前述の「蒔き穴」の深さで調節するといいように思います。

以前は、赤玉土の細かいもので覆土していたましたが、粒子が細かい種まき培養土なら、そのまま覆土しても大丈夫だと思います。

(鎮圧は大切)

土を被せ終わったら、指で軽く押して、「鎮圧」します。

種と土が密着して、保湿されやすくなります。

また、水をやったときに、種が上に浮いてきてしまうのも防止できます。

(「水差し」で水をたっぷり与える)

水をやります。

大きいジョウロだと水が出過ぎて、種を流してしまうことがあります。

小さな「水差し」で少しずつの水やりがおすすめです。

土からの発芽まで常時温める

実は、夏野菜の苗づくりは、ここからの方が重要です。

まだ、寒い日があったり、夜が冷えるので、しっかりと安定した保温をしながら、育てていきます。

踏み込み温床などの発酵熱で保温できるのが理想だと考えていますが、今のところ、私の技術とうちの設備では対応できていません。

今の段階では、一番安定して保温できるのがサーモスタッド付きの園芸発芽マットです。

(私が使用している製品↓購入当時で、セットでだいたい5千円くらいでした)

透明の衣装ケースにセットしています。

夜間は、念のため、湯たんぽを入れて、毛布を被せています。

電気の節約と、うちの園芸マットですと、本当に寒いときは気温+5℃くらいしか効果がないことがあるからです。

地温は、日中が20から25℃、夜間でも15℃超えはほしいです。

15度以下になると、枯れなくとも、成長が止まってしまうからです。

園芸マットは、地温計とサーモスタッド付きですので、モニタリングが可能です。

このまま、「安定して」温めながら管理していきます。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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