根菜類の収穫がラクになる「土起こしフォーク」~お気に入りの「農」ツール~vol694

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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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ある「道具」によって、「今までの苦労は何だったの?!」と感動する瞬間があります。

農業分野に限らず、アプリやプログラムなどのITツールや機械の導入などなど、そんな瞬間が好きです。

私は、昔から、「ラクをするためになら一生懸命やる」タイプです。

サラリーマンをやっていたときに、時代に先駆けて一人「働き方改革」をやっていたのも同じような理由です。

今でも、「もっといい方法がないか・・・、もっといい作物や品種はあいか・・・、もっといいビジネスモデルはないか」そんなことばかり考えています。

これまでも紹介してきましたが、私なりに発見した、農業のツールを紹介していこうと思います。

今回は「土起こしフォーク」です。

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根菜類に便利な「土起こしフォーク」

最近、お気に入りの「土起こしフォーク」。
土起こし器とも呼ばれます。

私が使っているものは、長さが90cmほどの普通のスコップとだいたい同じくらいのサイズで、鉄製なのでやや重量感があります。

備中鍬とスコップをあわせたようなイメージですが、用途からは「鋤(すき)」の一種かもしれません。

根菜類を掘るのに、とっても便利です。
少ない力で地面にささり、てこの原理で起こすため
体が楽に、イモもあまり傷つけずに掘ることができます。

ブルーベリーの移植や穴掘りなどでも、最初に掘り起こしフォークあらかじめ土を軟かくしてから普通のスコップで掘ると、ラクにできて便利です。

石がある場合は、無理をせずに差し直したり、少し横に揺らすと石を避けて入る場合もあります。

サツマイモがラクに綺麗に掘れるようになった

以前は、手ぐわでほぐしながら、手で少しずつとっていたため、時間がかかり、イモを傷つけてしまうこともありました。

傷がついたイモは、商品価値も下がりますし、保管時に腐りやすくなってしまいます。

(以前は、「手ぐわ」と手で少しずつ掘っていました)

しかし、掘り起こしフォークであらかじめ土をほぐしてから、掘ると、直接イモに触れるずに、するすると掘れるため、傷つけるリスクも格段に下がります。

掘り起こしフォークを使うまでは、よく、写真でみるようなサツマイモが、鈴なりにつながった形、に掘ることができませんでした。


おかげで、「映える」サツマイモの収穫写真が撮れるようになりました。

(きれいな形に掘れるようになったサツマイモ収穫)

土起こしフォークでサツマイモ収穫の労力が半減

昨年のデータをみると、サツマイモの収穫に、一人で11時間かかっていました。

今年は、同数のサツマイモ収穫を一人で、5時間でした。

なんと、かかった時間は昨年の45%、半分以下の時間で収穫作業を終わらせることができました。

土質によるかもしれないが、土起こしフォークはかなり便利

土が固そうな場合は、無理をするとフォークを曲げてしまうのが心配なので、一気には起こさず、少しずつおこしながら、深くさしていっています。

また、うちの畑の土は火山灰由来のふわふわした土なので、粘土が多かったりする場所で、乾いてカチカチな状態でも使えるのかは正直わかりません。

価格帯も二千以下で購入できるものもあれば、5千円以上するものもあります。

耐久性とか適用できる土質によっても若干違うのかもしれません。

私は高儀の1700円くらいのを使っていますが、今のところ特に不具合はありません。

土の条件によってはかなり便利な道具ではないかと思っています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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