夢を叶えるためには目的地ではなく「現在地」が大切?~ネガティブのすすめ~vol627

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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あなたは「願いを叶える」とき、何が大切だと思いますか?

多くの人は「目的地(目標)」と答えます。

あるいは、目的地を「明確にすること」と答える人もいるかもしれません。

実は私自身も最近までそう思っていました。

理想の状態のイメージ写真を部屋に貼ったり、言葉にして書くことで、明確にする方法など様々な方法があります。

しかし、それと同じくらい、それ以上に、大切なことがありますので、シェアしたいと思います。

作家・幸せの翻訳家・天才コピーライターのひすいこたろうさんのYouTube動画で学んだ内容ですが、私なりに解釈したことを書いてみました。

だいぶ前から「感情は素直に感じた方がいい。」とずっと思っていたのですが、なんとなく答えのようなものがみえてきたような気がしています。

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目的地だけではそこまで行くことができない

例えば車のカーナビやスマホのグーグルマップなどをイメージしてください。

カーナビを使うときは「目的地」を設定します。

しかし、カーナビというシステムは目的地だけの情報では、そこにたどり着くルートを示すことができません。

必ず「目的地」だけでなく、「現在地」という情報が必要です。

そして、あなたの現在地とは、「あなたが本当に感じていること」です。

今、とても悲しいとか。

今、とても悔しいとか。

今、嫉妬しているとか。

本当にしょうもないことでも、たった今、素直に沸き起こってくる感情です。

往々にして、人は・・・

「いやいや、こんなちいさなことで悲しむほど弱くないし!」とか

「こんなことで嫉妬する、小さな人間じゃないし・・・!」

とか、自然に湧き上がる感情を押さえつけて「無かったこと」にしてしまいます。

感情を感じないようにしていると、『今』の『私』がわからなくなる。

やりたいこともわからなくなる。

「現在地」がわからなくなります。

現在地もわからなくなると、連動して、「目的地」もわからなくなります。

「私」がやりたいこともわからないのだから・・・・。

わからないので、他の人が喜んだり、羨ましがるようなことを「目的地」にします。

有名な大学に合格するとか、大企業に就職するとか、お金持ちになるとか・・・・

もちろんそれらを目標にすること自体が悪いわけではなく、「自分が」「本当に」やりたいのかわからないままになってしまうことが大変なことです。

褒められたするので、とりあえず安心はします。

でも、しばらくたつと、モヤモヤしてくるはずです。

おそらく、「他者の望み」を自分の目的地にすると、自分の本当の意味で「目的地」にはたどり着くことができないからだと思います。

ネガティブを受け入れる小さな「勇気」

前述の、人間は感情を押さえつけて「無かったこと」にしてしまうのか、その理由が私にはずっとわかりませんでした。

最近わかってきたことは、人は「ネガティブな感情はダメだと思いこんでいることが多い」ということです。

中国の古代思想に陰陽一対という考え方があります。

光と陰、暑さ寒さ、どれも反対のものが一対となっているのが自然の摂理です。

どちらが悪いというものではなく、必要な存在です。

ブルーベリーは冬の寒さにあたらないと、暖かくなっても決して花は咲きません。

アサガオも光だけ当てていても、夜の闇や寒さがないと花を咲かせることはできません。

闇がなければ、闇を照らす光の存在すら認識できません。

押さえつけて感情をマヒさせるということは、反対の楽しいも嬉しいも、幸せも感じにくくなることです。

自分がやりたいこともわからなくなってしまうのも当然です。

「悲しい」「悔しい」「嫉妬している」「怒り」そんな感情を頂いても全然OK。

ネガティブな自分でも全然OKということ。

大切なのは「小さいな~。しょーもないな私(笑)」と思いながら、そのままでいることだと思うのです。

ひすいこたろうさんは、「ポジティブとは、ネガティブを受け入れること」と述べていました。

ネガティブを受け入れる、しょーもない自分を認めてあげる小さな「勇気」が、自分の「現在地」を照らし、そっと「目的地」まで連れて行ってくれるのではないかと私は思っています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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