脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリー農園にも、家庭菜園にも、よく「モグラ」が見られます。
といっても、本人を見たわけではなくて、穴などの「痕跡」をみます。
今回は、モグラの行動などから、穴をあける理由を考えてみました。
通気性の悪い場所は縦穴を開ける?
モグラの穴をみていると、地上部に貫通する穴をあける場所とそうでない場所があることがわかります。
通路に沿って地上部に貫通する穴が多いように思います。
(↑通路に沿って縦穴が多い)
(↑畑の中でも畝間の通路に縦穴が多い)
畑の中でも、通路のように、人が歩いて、踏み固められる場所に通気孔のようなものをあけているのかもしれません。
しかし、庭で車をとめている場所のように、本当に踏み固められているような場所には、あまりみられません。
モグラはそういう場所には生息できないのかもしれません。
通気性・排水性という面でのモグラの効能
(↑土手の手前にモグラの縦穴が多い、部分的に通気性が悪いのかもしれません)
この辺りの火山灰土は全体的にすごく水はけが良い土壌ですが、あえていうならば土手のすぐ上側は比較的排水性の悪い部分があるように思います。
土手で少し土を固めているせいかもしれません。
こういう部分にもモグラの縦穴が多い気がします。
モグラは、動物食なので作物を食べることはありませんが、ミミズやコガネムシの幼虫などのエサを食べる過程で、作物の根をまきこんで、掘ってしまいます。
初期成長が遅れたり、枯れてしまうこともあります。
そういう意味では非常に嫌われる生き物です。
しかし、排水性や通気性という面では、モグラがいることにより、水はけのよい、畑になっているののかもしれません。
モグラの通り道は、本線のようなもの、エサを食べる支線、フンをするための支線など、細かく分かれているそうです。
音に敏感といわれていますが、実際に実験をすると、音を鳴らす器具などは、ほとんど効果はないそうです。
ちなみに、ブルーベリーの場合は、pH調整のための硫黄粉に忌避効果があるようで、株元にはほとんどよってこないことは、これまで3年ほど観察し確認できました。
よくみていると通り道がある程度推測できてくるので、なるべく通り道を避けたり、作物の周りだけ掘られないように、石を埋めたり・・・・
あるいは、「通ってほしい場所」をこしらえたりしながら、できるだけ共存できないか、考えていこうと、今のところは考えています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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