脱サラした元地方公務員、現在はブルーベリーをメインに果樹や野菜の栽培と作物エンターテイメントを仕事にしています。神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz))です。
農園は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
2020年は、7月いっぱいまで長めの梅雨、8月は猛暑で雨なし。という極端な気候でした。
しかし9月も中旬になると、涼しくなり、雨も増えてきました。
ブルーベリーはこの時期にも新芽から新しい枝を伸ばすため、来年にむけて大切な時期でもあります。
しかし、同時に夏の終わり~秋にむけて、生まれてくる害虫もいます。
この記事では、秋の虫(主に害虫)について書いてみました。
害虫は見つけたらとるけど、それほど気にしない・・・?
いきなりで恐縮ですが・・・本音を言えば、私はあまり害虫による被害を深刻には考えていません。
昨年の同じ時期を見る限り、みかける害虫は・・・
- ミノムシ(チャミノガなど)
- シャクトリムシ
- ドクガ
- チャドクガ
- ベニシジミ
・・・でした。
(シャクトリムシです。ちょっとカワイイ・・・)
この中で、比較的被害がでたのはベニシジミとドクガでしたが、それでも全体的には困るほどの被害がなかったというのが昨年の印象です。
鳥やクモなど、天敵により食べられてしまうため、そもそも大量発生できないのではないかと考えています。
(ハナグモ。だいたいどの樹にもクモが住んでいます。)
見回りながら、みかけたら駆除する
(上からみてかじり跡がみられる)
(↑下からみると小さなミノムシがいることが多い)
そうは言っても、一応農家ですので、見て見ぬふりはできません。
見回り中にみかければ、駆除します。
捕殺はしませんが、遠くに投げます。
「戻ってくるから確実に捕殺」というのがセオリーのようですが、見る限りでは基本的に戻ってくることはないようです。
地面に落ちた時点で食べられてしまうのか、ほかの植物で生きているかはわかりませんが、ブルーベリーには戻ってこれない(こない)ようです。
まとめ
農業というと、病害虫、雑草との闘いと表現されることも多く、人にそのように言われることもあります。
しかしながら、私にはどうしても、戦っているようなイメージが持てないというのが正直なところです。
特定の植物(作物)だけ、育てるというよりは、周辺環境も含めて、育ってもらっているような気がしています。
必要な栽培管理は、どの程度、コントロールしたいのか、何を許容するかによって意見が分かれるところですが、私は、じっくり観察して、学びながら、少しだけ手を加える、今のスタイルがけっこう気に入っています。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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