レモングラス、安曇野での「越冬し」の準備~vol699

ハーブ
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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ブルーベリーの森あづみのでは、ハーブ園でハーブを育てています。

現在、カモミールとレモングラスはハーブティーとしても販売しております。

ブルーベリー狩りでも楽しめます☆

「レモングラス」は熱帯産のハーブなので、長野県安曇野市での屋外での越冬はちょっと厳しいです。

だんだん、寒くなってきて、いつ霜が降りてもおかしくない気候になりつつあるので、

「レモングラスの越冬準備」を始めました。

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爽やかなレモンの香りで料理やティーに大活躍

レモングラスは、レモンのような香りのするハーブです。

シトラールという香り成分が、多く含まれるので、本当のレモンよりレモンの香りが強いハーブです。

レモングラスハーブティーはかなりクセのない部類で、ハーブティーが初めての方にもおすすめです。

さらに、他のハーブとブレンドすることで、クセのあるハーブも飲みやすくやすしてくれます。

私もよくハーブティーブレンドに使います。

胃腸の不調や感染症の予防、炎症の緩和、虫除けなどにも効果があると言われています。

うちの農園でもハーブティーとして販売しています。

(幸せフルーツ工房で販売中のレモングラス)

レモングラスは育てやすく増やしやすいハーブ

(もともとは茎が2、3本の苗が一年でこんなに増える)

熱帯アジアやアフリカ、ラテンアメリカなど、熱帯地域が原産のため、真夏になるほど元気になります。

株がどんどん外側に向かって、本数が増えていくので、「株分け」することで、増やすこともできます。

長野県安曇野で屋外の越冬は難しい

レモングラスは、熱帯の植物で氷点下の気温には耐えることができません。

長野県安曇野市穂高地区では、冬期の最低気温はマイナス10℃近くなることもあるので、屋外ではレモングラスは枯れてしまいます。

これまで、いろいろと試してきましたが、屋外越冬はいずれも失敗に終わりました・・・。

草やチップ覆ったり、不織布を被せてみたり、土に埋めてみたりしましたが、越冬することができず、翌春には葉が出ませんでした。

しかしながら、掘り出して、屋内での越冬は成功しており、今のところ、屋内での越冬をしながら栽培しています。

レモングラスの屋内での冬越し

レモングラスを霜が降りる前に掘り出す

レモングラスは霜が降りたり、氷点下近くになると一気に枯れてしまうため、気温が下がりきる前の晩秋に掘り出します。

葉の部分は、収穫も兼ねてバッサリと刈ってしまいます。

最近、私がお気に入りの「土起こしフォーク」。

これを使うと簡単に掘り出すことができます。

一年で20cm以上の深さで大量の根が張っており、すごい生命力です。

(根の張りがすごい)

レモングラスの株を分ける

ほりだした株はそのままでもいいですが、取り回しが不便なので、小分けにしています。

ナイフで切り分けるよりは、上から、鉈で切り分けた方が、簡単に綺麗に割れます。

(株分けは鉈が便利)

株は、植えるときは、2~3本の茎にさらに細かくしますが、越冬のときは少しまとまっていた方が枯れにくいと考えています。

大きめのポットに移植する

(培養土は有機JAS認証資材の土です)

少し大きめのポリポットに移植します。

私は、ブルーベリーを植えたときのポリポットを再利用し、培養土は、有機JASの認証資材の育苗培養土を使っています。

(もみ殻も無農薬栽培の米農家さんのものです)

移植したら、水をたっぷりあげて、保温とカビ防止対策にもみ殻でマルチングします。

温かい室内に置く

(発砲スチロールの容器に入れて、暖かい室内で越冬させる)

移植した株を暖かい室内におきます。

室内でも、気温が0℃近くになるような場所におくと、枯れてしまいます(何度か失敗しました・・・)。

人が生活しているスペースにおけるのであれば、理想的だと思います。

うちの場合は、キッチンの空きスペースで、日当たりのいい場所に置いています。

乾いてきたら、水をあげます。

冬期でも、暖かい場所だせいか、あまり休眠せず、葉を伸ばしたり、けっこう水を吸う印象です。

春になったら、さらに株分けして、夏野菜の定植時期にあわせて植えつけます。

来年も楽しみです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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