人に「お世話になる程に好かれてしまう」意外な理由とは?~vol551

脱サラ農業・起業
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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私たち日本人は、ほとんどの場合、子どものころから

「人に迷惑をかけてはいけない。」と教わってきます。

私もそういうごく普通の家庭で育ってきたわけですが・・・

一方で、他の人のお世話になりながら、人気者の人もいるように思っていました。

その理由について、ちょっと納得できるものをみつけたので、シェアしたいと思います。

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嫌われてる人にお世話になってみたベンジャミン・フランクリン

1700年代に活躍した、アメリカの政治家(作家、科学者など多才)、ベンジャミン・フランクリン。

アメリカ合衆国の創案したことで有名です。

フランクリンがペンシルベニア州の州会議員だった頃に、別の議員から、激しい非難を受けている時期がありました。

しかし、フランクリンは、その議員のもつ膨大な蔵書に、貴重な本があることを知り、

ぜひ拝借したい旨を伝えました。

相手も、すぐに本を送ってくれて、後ほどフランクリンは手紙を添えて、感謝の気持ちを伝えました。

その後、関係は良好になり、友情が芽生えたそうです。

普通なら嫌われている人にお願いをするのはためらいますが、

よほど、その本にコミットしていたのか、人間の脳の仕組みを良く知っていたのか、

定かではありませんが、とにかく、うまくいったようです。

人間の脳は強制的に「行動」と「考え方」を一致させる

なぜ、フランクリンのような出来事が起こったのでしょうか。

それは、人間の脳の働き、クセによるものです。

人間の脳は「行動」と「考え方」の不一致を嫌います。

もし、不一致であれば、どちらかを併せようと調整してしまいます。

フランクリンの例でいえば、

フランクリンの世話をするという「行動」をとった後に、

後付けで、自分が世話をするしている人を自分が嫌いなわけがない・・・

と、「考え」の方を修正してしまうようです。

フランクリンにもいいところがあるし・・・とか、さらに行動の「理由」をつけたしていきます。

行動心理学の実験でも、お願いごとをした集団とそうでない集団では、前者の方が好意的な感情をもつ確率が高くなるそうです。

「人のお世話になるほど好かれる」のはごく自然なこと

以上のことから、

人に迷惑をかけたり、お世話になると、何故か人に好かれてしまうのは、

「行動」と「考え方」を一致させようとする、脳のしくみからは、自然なことだと言えます。

但し、フランクリンのように、しっかりと感謝を伝えたり、喜びを伝えるという、相手へのリスペクトは前提だと思います。

そもそも、お世話になること自体は、むしろ好かれることだと思うと…

とても、世の中がポジティブに見えてきます。

過度に「迷惑をかけないように」と身構えているよりも、より幸せな気がします。

たくさん、たくさん、人のお世話になってもいいみたいです。

あれ?この理論からすると・・・

もしかして、子どものお世話をすると、もっともっと子どもが好きになっていくのでしょうか?

それも、またすばらしい仕組みです・・・。

今回の記事は

「影響力の武器 実践編~イエス!を引き出す60の秘訣~第二版」(S・マーティン  R・B・チャルディーニ  N・J・ゴールドスタイン 著曽根 寛樹訳 安藤清志 監訳 誠信書房)

を参考とさせていただいております。

数年前に読んだのを読み返していました。

3冊シリーズですが、個人的には第二版の実践編が一番好きです。

マーケティングにもかなり役に立つ名著です。

最近、コミック版を発見してびっくりしました。

何でも漫画になる時代・・・・

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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