『種』オタクです~作物は育てるほど、毎年どんどん増えるんです?~ vol360

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

かんざきたつやのプロフィールページを見る

「ブルーベリーの森あづみのホームページ」をみる。

インスタグラムもやってます。

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本業はブルーベリー、ヘーゼルナッツ、ハーブ栽培ですが・・・・

実は私、かなり『種(種採り)オタク』です。

「種」をとらしてもらって、来年また出会えるのがとても感動的で、やめられません。

しかも、お財布にもやさしい・・・

メリットだらけの「種とり」について、書いてみました。

この記事でわかること
●種とりの楽しさ(メリット)
 
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「生命の循環」を感じる種とり

果樹や多年草と違って、一年草の植物は、一年で枯れてしまいます。

しかし、それは「お別れ」ではなくて、「種になって、新しい命に生まれ変わって」冬を越しているように思います。

植物はもっと「生命」の範囲が広いのかもしれないですが、命の循環を感じます。

毎回、種をとるたびに「こんな小さな種に、どうしてこんなにエネルギーが詰まっているんだろう?」と不思議に思います。

その感動を味わいたくて、

主に自宅用に作っている野菜や、ブルーベリー農園の野菜など、ほぼ種とりをしています。

(↑種とりしたミニトマト)

(↑種とりすることで、品種のバリエーションも増えます)

種から育てるとどんどん増える作物たち

(↑ハーブの種もとっています)

種をとり続けることで、どんどん作物が増えていきます。

どういうことかといいますと・・・・

種はものすごい数ができることが多いです。

自然界では、そうそう生き残れないので、大量の種をつける植物が多いためです。

トマトの一つの実からも何十個の種がとれます。

うちの黒豆の一部は、もともとは、昔、となりの畑の人からもらったわずか3本の苗が、

数年かけて鼠算式に100株以上になったものです。

(↑ニンジン(筑摩五寸)の種。ニンジンはものすごく種がとれる)

最初はわずかだった種も、種とりを繰り返すうちに、作物を作ればつくるほど、増えていくんです。

しかも、その土地にあった種に少しずつ変わっていくので、毎年育てやすくなります。

誰かと一緒に種とりすると種類も増える

(↑種の交換会で交換していただいた種。一気に種類が増えました)

一年くらい前に、初めて「種の交換会」というものに友人から誘っていただき、参加しました。

初めて聞く作物や品種もあったりと、ワクワクがとまりませんでした。

種採りをしている人たちと交換することで、さらに種の「種類も増える」ことを知りました。

種オタクの私としては、至福の時間でした。

(↑バタフライピーの種。宝石みたい。)

手間はかかるけどお金はかからない

種をとるには、若干の手間がかかります。

(↑干してある種、ひもつきお茶パックに入れてつるすと干しやすい)

さらに、作物によっては、花が咲く前に片付けてしまったりと、種がとりにくいケースもあります。

(↑ズッキーニ(ゴールドラッシュ)の種とり)

しかし、できる限り種とりをすることは、手は動かしますが、お金はかかりません。

(↑とまとやきゅうりの種は、発酵させてからとると、綺麗に種が分離できる)

農業を始める前、趣味で家庭菜園を始めたときに「お金がかかる趣味だなあ・・・」と思ったことがあります。

毎年、苗や資材をホームセンターなどで買いそろえていたので、思いのほかお金がかかった記憶があります。

しかし、種をとって苗をつくるようになり、資材も自作するようになってきてから、ほとんどお金がかからなくなってきました。

こんな、メリットもあります。

まとめ

(↑スイカ(シュガーベイビー)。スイカやカボチャなどのウリ科も種がとりやすい)

むかし、ドラえもんを見ていたら、植物が生えない砂漠の星で、お金のかわりに「種」が使われている描写がありました。

おおげさな話ではなく、植物がなければ私たちは生きていけないので、植物が貴重ならお金より種が貴重になるのかもしれません。

さらに作物の種は、食料を得るために、本来はものすごく貴重なものだと思います。

そいういう意味でも「種とり」は大切です。

これからもずっと続けていきたいと思っています。

・・・というよりも、楽しくてやめられない気がします(笑)。

(↑ナスタチウムの種。まくときは水に浸けてから撒くと発芽率が上がる)

「これならできる!自家採種コツのコツ((公財)自然農法国際研究開発センター 農山漁村文化協会)」愛読してます↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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