脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
畑は一般的には四角く作ることが多いのではないでしょうか。
土地が四角いので、区分しやすかったり、機械を直線的に使いたいという理由もあるかもしれません。
しかし、最近は私がはまっているのが「円形の畑」
その魅力についてお伝えしたいと思います。
円形のハーブガーデン
ブルーベリーの森あづみの内には「ハーブガーデン」があります。
主にブルーベリー摘み取り体験(ブルーベリー狩り)のお客様にハーブも楽しんでもらうためのガーデンです。
ハーブガーデンは、円形を基調にしています。
円形は見た感じもかわいく、安心感を与えるような気がします。
パーマカルチャーで用いられる、キーホールガーデン、スパイラルガーデンなどは植床の手が届く場所が多く、作業性もよいことが実感できました。
また構造上、比較的強風などにも強いようです。
まだ実感できていませんが、エネルギーを呼び込む形だともいわれています。
円形の「ローズガーデン」
2022年の春から、作りはじめた「ローズ(ハマナス)」の「ローズガーデン」も円形で形作りました。
木材チップで植床をマルチングし、通路は草生栽培にしています。
通路の草刈りが乗用草刈機で旋回しながら刈ることができるので、ストレスなく草刈りができます。
それだけではなく、大鎌などで株回りを少し刈るときも、からだが自然と円の動きになるので、疲労がたまりにくい気がします。
円形の「サツマイモ畑」
サツマイモの収穫体験を企画したくて、ローズガーデンの近くにサツマイモを植えました。
200本ほどを、円形にたてた畝に植えました。
こちらも、今のところ順調に生育しており、除草作業や畝立ては人力が中心でしたが、体のきりかえしが少なく、円の自然な動きで作業できるので、疲れにくいと感じました。
また、円が形作られていくのが励みになりました。
(↑だんだん成長してきています。草は刈り取ってマルチングに)
円形の「大豆畑」
まだあるんかい・・・という感じかもしれませんが・・・
今年から、多めに作り始めた大豆も、円形に植え付けました。
初期除草を兼ねた土寄せを行うことで、より円形がくっきりしてきます。
しつこいようですが、円の動線になるので、作業性がよく、疲労がたまりにくく感じます。
そして「映える」畑になります。
農業体験や観光農園には特に大切な要素かもしれません。
まとめ
円形の畑のメリットとデメリットをまとめると以下のとおりです。
●人力での作業性がよく疲労がたまりにくい
●見た目がかわいくて映える
●風などに強い
●エネルギーを呼び込む(?)
●ポリマルチなどの直線を前提とした資材は使えない
●直線を前提とした機械は使えない
人力でちまちまやる場合は作業性がよいですが、直線を前提とした機械や資材で大規模にやる経営スタイルには向かないかもしれません。
また、農業体験や観光農園のように、「楽しむ場所」には「映える」ことも大切です。
直線よりも、円形やギザギザの形の方が風などに強く、エネルギーを呼び込む形だともいわれています。
この辺りは南からの強風が多いので、風対策として形も大切に思います。
考えてみれば、自然界には直線だけで構成されているものはほとんどないですよね。
それぞれの経営スタイルによって違うと思いますが、円形の畑もメリットがたくさんあり、何よりも作っていて楽しいです。
お庭にも向いていると思うので、ぜひ試しみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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