脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの森あづみの(幸せフルーツ工房)では、ブルーベリーのほか、ハーブやヘーゼルナッツ、野菜なども栽培しています。
今回は、ハーブ園(ハーブの森あづみの)のハーブの冬の様子について紹介したいと思います。
先日、書ききれなかったので、第二弾です。
マロウ(コモンマロウ)
マロウ(コモンマロウ)は、寒さで、葉が這うような形状になってきました。
多年草なので、地上部が枯れても、翌春に伸びてきます。
こぼれ種でもよく増えるので、こぼれ種苗をみつけたら移植したりしています。
マロウは、粘膜系を保護するハーブです。
風邪の初期症状や、肌にもよい働きがあります。
花もエディブルフラワーで食べられます。
花をかじったりすると、ちょっとねっとりしたオクラみたいな感じがあります。
マーシュマロウ
マーシュマロウは、地上部がほぼ枯れています。
こちらも多年草なので、春には元気に出てきます。
マロウ(コモンマロウ)は派手で大きな花ですが、小さくて白いかわいい花が咲きます。
マーシュマロウは、マロウの仲間です。
マロウの仲間は、ほとんどの場合、粘膜系によいねばねば成分を含みますが、マーシュマロウはその中でもダントツに成分が多いのが特徴です。
ちなみに、お菓子の「マシュマロ」は、昔はマーシュマロウの根から作られており、その語源となっています。
エキナセア
エキナセアも地上部が枯れています。
種もつけていますので、後ほど採種したいと思います。
多年草で、春になると再び伸びてきます。
2年目以降になると、根が張っているためか、花が多くなってきます。
エキナセアは「免疫力のハーブ」と言われています。
免疫力を高めるほか、傷などの治りも早くする作用があるようです。
一時期、抗ウィルス作用があると話題になり、コロナ過でエキナセアのハーブティーが品切れ状態になったことがあるようですが、科学的に解明されているのはインフルエンザへの抵抗性のみとされています。
私もチンキなどを作っています。
ホップ
ホップは、地上部が枯れてきていますが、多年草なので、来年も新しく伸びてきます。
ホップは、ビールのイメージが強いかもしれません。
実際には、ビールは麦を発酵させるので、ホップは香りづけで用いられます。
リラックスする鎮静作用があると言われ、
毬のようなかわいい花を乾燥させて、ハーブティーとしても利用することができます。
少し苦味のある落ち着く味わいで、私は大好きです。
農園にあるティピーで日陰を作っていましたが、だんだん伸びすぎて、這わせる場所が足りなくなりました。
棚を新設しようか悩みどころです。
ジャーマンカモミール
こぼれ種で増えているジャーマンカモミールもありますが、こちらは苗を植えたものです。
寒い時期ですが、少しずつ大きくなっているような気がします。
日中は比較的暖かいからかもしれません。
前年の秋に植えた方が、株が大きくなり、花の量が増えるため、収量アップになります。
さらに、春草にも負けにくいというメリットもあります。
ジャーマンカモミールは、リラックス効果のあるハーブで、冷え性にも効果的です。
クセが少ないので、ブレンドにもよく用いられます。
昨年から、カモミール摘み取り体験をやっています。
来年にむけて準備をしています。
多年草ハーブをメインに構成するとやりやすい
多年草ハーブは、一度植えてしまうと、次の年は、根が張っているので、イチからのスタートではなく、生長が早かったり、収量が増えます。
そのため、年々育てやすくなります。
さらに、挿し木や挿し芽、株分けなどでも、増やしやすいメリットがあります。
少ない株数で初めても、年々広げていくことができます。
そのため、私は多年草ハーブを中心に構成し、
バジル類やジャーマンカモミール、イタリアンパセリなど1年草ハーブを、その隙間に植えていくようにしています。
だんだん多年草ハーブが定着してきたので、よりおもしろくなってきました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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