脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。
幸せフルーツ工房のハーブ部門「ハーブの森あづみの」では、各種ハーブ類のほか、オーガニックローズを栽培しています。
2022年から、日本在来の「ハマナス」をメインに栽培を始めました。
この度、新たな品種が加わりました。
「アップルローズ」と「ドッグローズ」です。
新たな「食用バラ」たち
アップルローズ
こちらは、「アップルローズ」です。
去年から1株だけ栽培していたものを、あと2株追加しました。
花びらが、ハート型で可愛い特徴があります。
バラの実は「ローズヒップ」と呼ばれます。
アップルローズのローズヒップは、細く尖がった「雫形」をしています。
果肉がハマナスよりアップルローズの方が厚いため、果実の利用できる部分が多いです。
より、ローズヒップの利用にはむいている品種と言えると思います。
ドッグローズ
こちらは、「ドッグローズ」です。
初めて栽培する品種です。
アップルローズと同じく、ローズヒップの収穫に適性があるようです。
ドッグローズの名前の由来は、ヨーロッパで狂犬病が流行した際に、このバラの実(ローズヒップ)が、狂犬病に効くと信じられていたことから名づけられたと言われています。
現在の科学的には、狂犬病に対する効果は確認できていないそうです。
花は、基本的に白いみたいなので、彩りが豊かになりそうな予感。
ハマナスにも白い種類が混じっていましたが基本的にピンク系だからです。
原種系ローズは、葉っぱは複葉が多いです。
両方とも鳥の羽のような葉っぱで「羽状複葉(うじょうふくよう)」といいます。
新しいローズの植え付け
円形に、100本ほどのハマナスが植えられています。
そこに、あらなた円形を描いて、植えていきます。
ハマナスを植えたときは、巻き尺で円を描きながら、測量していきましたが、
既にだいたいの形状ができているので、1mのポール1本でも位置だしが可能です。
位置が決まりました。
ポール1本と目見当でも、けっこうあいます。
植穴を掘ります。
山菜の採取用のスコップを使って掘ると、野草の根を切りながら、穴が掘れて便利です。
根がまわりすぎていた場合は、古い根を切って、ほぐしてあげた方がいい場合もありますが、
根があっさり回っているくらいの若い苗だったので、特に根鉢はほぐさずにそのまま植えました。
植穴にもみ殻燻炭を一握り入れてます。
苗を入れて、掘り脱した土で隙間を埋め、さらに一握りもみ殻燻炭を撒いて、しっかり鎮圧します。
木材チップでマルチングします。
2年近く前に調達したものなので、なかなか熟成(?)されてきています。
1株あたり、60Lほど敷くと、だいたいとなりマルチングとつながり、厚さ10cmほどになります。
寒さには強い品種ですが、まだ小さな苗なので、地面が凍ったときに根が心配なので、しっかりマルチをしておきます。
仕上げに、支柱に誘引しておきます。
風が強い日があるため、強風で苗がゆすられて、根が傷むのを防ぐためです。
こういう場合、私は紙の梱包などに使う「紙ひも」をよく使います。
万が一、外し忘れたときに、麻紐だと、太くなった幹に食い込んでしまうことがあるためです。
以前、ヤマボウシとマルベリーを1本ずつを枯らしてしまったことがあります。
紙ひもだと、それなりに耐久性もありつつ、いい感じのタイミングで劣化してはずれます。
昨年植えたアップルローズは、一年半ほどで、かなり大きくなっています。
ハマナスも大きくなってきています。ここも景色が綺麗です。
ローズ園からも、花びらやローズヒップを使った商品ができて、けっこう売れるようになりました。
全て思いどおりではないけれど、思い描いたことが、だんだんと形になってきて、本当に楽しいです。
来年は、メディカルハーブコーディネーター、ハーブ&ライフコーディネーターの資格も活かして、
ローズやカモミールなどのワークショップをやっていきたいと思っています。
来年もまた、本当に楽しみです。
なお、幸せフルーツ工房のハーブティーは、公式ホームページのオンラインショップまたは、Vif穂高でも販売していますので、興味のある方はぜひどうぞ。
在庫も残り少なくなってきています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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