サツマイモ「収穫しながら来年の準備をする」工夫vol512

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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最近はサツマイモを収穫しています。

サツマイモは7年ほど前から自家用に毎年栽培してきました。

今年栽培した場所は、新しく始めた場所なので、今年からですが、

サツマイモは連作するほど、よいものができる作物です。

私がやっているサツマイモの「収穫しながら来年の準備をする」工夫を紹介したいと思います。

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サツマイモは連作にむく作物

サツマイモは、連作するほど綺麗なイモができる作物です。

地中に未分解の有機物が多いと、害虫のコガネムシを引き寄せたり、

イモの形がくずれたりするため、連作して、実分解の有機物が少ない方が、望ましいのだと思われます。

ダイコンやニンジンにも同じ性質があります。

そのため、サツマイモ栽培の場所を決めたら、不耕作にし、収穫後は畝を直して、毎年同じ畝を使っています。

収穫から一連の作業として、畝をもとに戻すと、来年もそのまま植えることができます。

収穫しながら、来年の畝の準備をする

イモを収穫した後は、掘っているので大きな穴があきます。

このままにしておくと、来年植える前に畝を立て直さなければいけません。

また、冬の気候に土壌がむきだしのままさらされることになり、土壌が少し心配です。

そのため、収穫する時に一連の作業として、畝を直してしまいます。

(収穫後は大きな穴があく)

掘り出した土を戻します。

(掘り出した土をすぐに戻す)

土を掘り出すときも、戻すことを考えて、なるべく同じ方向に土を掘ります。

そうすると土がまとまっているので、戻すときに、ラクに作業ができます。

さらに、地上部の草を少し刈りながら、ノコギリ鎌を使って、畝の表面を滑らかにしておきます。

(ノコギリ鎌で表面をけずるようにして畝の表面を整形する)

ちょうど、ケーキを作るときに生クリームをナイフで平滑に均すようなイメージです。

最後に、冬の土壌の保護のため、刈草をかけておきます。

(掘り出す前と同じ状態にして冬を迎える)

これで、来年はこのまま植えることができます。

石も「収穫」する「野良仕事」

石が多い畑の場合は、収穫~畝の修復作業の中で、なるべく石をとるようにしています。

(火山灰土の扇状地なので、石が多い)

毎年耕すわけではなく、石があってもサツマイモはできるので、栽培自体に特に問題はありません。

しかし、石が無い方が掘りやすく、作業性が良いことと、

今後予定している収穫体験のときにも掘りやすいように、少しずつ石を取り除きます。

石はストックしておいて、ハーブガーデンや、ブドウ棚などの植物棚の基礎などにも利用すれは、砂利を買ってくる必要もありません。

(細かい石は基礎などに使える)

あくまで人間視点ではありますが、野を良くする「野良仕事」です。

(大きめの石はガーデン作りにぴったり)

石だけをとる作業は、イヤになりそうですが、一連の流れの中で、石も「収穫」してしまっています。

こうすることで、毎年、人にも優しくなっていきます。

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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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