脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
最近はサツマイモを収穫しています。
サツマイモは7年ほど前から自家用に毎年栽培してきました。
今年栽培した場所は、新しく始めた場所なので、今年からですが、
サツマイモは連作するほど、よいものができる作物です。
私がやっているサツマイモの「収穫しながら来年の準備をする」工夫を紹介したいと思います。
サツマイモは連作にむく作物
サツマイモは、連作するほど綺麗なイモができる作物です。
地中に未分解の有機物が多いと、害虫のコガネムシを引き寄せたり、
イモの形がくずれたりするため、連作して、実分解の有機物が少ない方が、望ましいのだと思われます。
ダイコンやニンジンにも同じ性質があります。
そのため、サツマイモ栽培の場所を決めたら、不耕作にし、収穫後は畝を直して、毎年同じ畝を使っています。
収穫から一連の作業として、畝をもとに戻すと、来年もそのまま植えることができます。
収穫しながら、来年の畝の準備をする
イモを収穫した後は、掘っているので大きな穴があきます。
このままにしておくと、来年植える前に畝を立て直さなければいけません。
また、冬の気候に土壌がむきだしのままさらされることになり、土壌が少し心配です。
そのため、収穫する時に一連の作業として、畝を直してしまいます。
掘り出した土を戻します。
土を掘り出すときも、戻すことを考えて、なるべく同じ方向に土を掘ります。
そうすると土がまとまっているので、戻すときに、ラクに作業ができます。
さらに、地上部の草を少し刈りながら、ノコギリ鎌を使って、畝の表面を滑らかにしておきます。
ちょうど、ケーキを作るときに生クリームをナイフで平滑に均すようなイメージです。
最後に、冬の土壌の保護のため、刈草をかけておきます。
これで、来年はこのまま植えることができます。
石も「収穫」する「野良仕事」
石が多い畑の場合は、収穫~畝の修復作業の中で、なるべく石をとるようにしています。
毎年耕すわけではなく、石があってもサツマイモはできるので、栽培自体に特に問題はありません。
しかし、石が無い方が掘りやすく、作業性が良いことと、
今後予定している収穫体験のときにも掘りやすいように、少しずつ石を取り除きます。
石はストックしておいて、ハーブガーデンや、ブドウ棚などの植物棚の基礎などにも利用すれは、砂利を買ってくる必要もありません。
あくまで人間視点ではありますが、野を良くする「野良仕事」です。
石だけをとる作業は、イヤになりそうですが、一連の流れの中で、石も「収穫」してしまっています。
こうすることで、毎年、人にも優しくなっていきます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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