脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
今シーズン、農園にお越しいただいたお客様から、
「『お母さん』もゆっくりできました。
といった声をいただくことが増えてきました。
「時間がゆったり流れているようでした。」
「いつもきょうだいでけんかするけれど、ここでは仲良しで、母も夢のような時間でした。」
といった感想をいただくと、本当に嬉しくなります。
今まで、あまりブログなどで書いてきたことは少ないのですが、
実は、構想時から 「お母さんがゆっくりできる農園」 というテーマをもっていました。
実は開園当初からある「お母さんがゆっくりできる農園」というテーマ
外出先でいつも気を張っていた妻
外出先で、お母さんがゆっくりできない理由。
これは、私が体験したことでもあります。
長男が小さい頃、外出しても妻は、いつもどこか気を張っているような気がしていました。
それは、「危険なものはないか」「授乳できる場所はあるか」など、子どもを守る責任感からきているものでした。
しかし、それに私が、気が付くのは、長女が生まれてからなのでした。
長女が生まれてから、妻は生まれたばかりの長女を、まだ幼い長男は主に私がお世話をしていた時期がありました。
小さな子どもたちとでかけるのは、楽しいけれども、少し気を張っている部分があります。
一緒に食事をしても、自分のペースではなく、常に子どものペースを気にする必要があります。
楽しいけれど、疲れる。
恥ずかしながら、妻が、気を張っている理由にその時にやっと気がついたのです。
農園のコンセプトを考えているときに、
そのことが頭をよぎりました。
長野県の安曇野は観光地としては人気があります。
しかし、旅先では、楽しいけれど、疲れる時もあります。
親子で楽しいだけでなく、「お母さんが無理なくゆっくりできる農園」を作りたいと思うようになりました。
「お母さんがゆっくりできた」という声をいただくようになってきた
園内の作物は無農薬でそのまま食べても安心安全なものです。
それだけでなく、農園内には、目を離していても安心なものしか設置しないようにしました。
ブランコや池などはおもしろいですが、子どもが危険にならないように気にしなければならないので、作りませんでした。
アスレチックのような、高く上るようなものも作りませんでした。
あまり、ブラインドになる場所を作らずに、ほぼ見渡せるような場所をレストスペースにしました。
遠くで、遊んでいる子どもたちを眺めながらゆっくりできるようにです。
母子でお越しいただいたお客様に「見渡せていいですね。」と喜んでいただいたことも嬉しかったです。
また、お客様のやりとりを見ていると、
(お父さん)食べないの~?
(お母さん)ちょっとゆっくりしてるよ~
という何気ない会話。
喜んでいただけたということ、そして、自分のめざしてきたものが形になった嬉しさがあります。
ちなみに、お父さんにとってもよい場所になると確信しています。
それは、お父さんは『お母さん』や子どもたちが喜んでくれることが、お父さんにとっても一番の喜びだと思うからです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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