『ど根性栽培』ブルーベリー「何年目から収穫する?」 vol447

観光農園の始め方
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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ブルーベリーなどの果樹栽培で、多くの方が関心をよせるのが「何年目から、どれくらい収穫できるのか?」ということだと思います。

いつから、どれくらいの収量が見込めるのかは事業計画でとっても大切な要素です。

今回は、私が取り組んでいる江澤式栽培法(通称「ど根性栽培))で、私の実例をもとに、

「何年目から収穫する?」について書いてみました。

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3年目でも可だが4年目から本格的に収穫できる

結論から言ってしまうと、

3年目から収穫は可能ですが、収量が増えてきて本格的に収穫できると思われるのは4年目からだと思います。

※ここでは「3年目」とは、2年生苗を植えつけて、から満2年(4年生)、同じく「4年目」は、植えつけてから満3年(5年生)という意味で述べています。

ブルーベリーのような「挿し木」した苗は、種から発芽した「実生苗」と違い、1~2年生でも花を咲かせて実をつけようとしますが、幼木で実をつけてしまうと、樹の成長が遅くなり、弱ってしまうので、幼木の頃は花を花芽の段階で取り除いて、実をつけないように管理します。

大きく成長してくれば、花芽を残して実をつけて収穫をします。

こういう理由から、「何年目から収穫する?」という表現になります。

昨年は、3年目でブルーベリー狩りをプレオープンし、「収穫」をしました。

よく成長したものに限定して、花芽を残すようにしました。

今年は、ほとんどの樹が実をつけられる状態であり、1本1本の樹も大きくなって収量が増えたため、昨年より大幅に収量(見込み収量)は増えました。

昨年は、樹が小さい以外にも長雨による実の減少や遅霜の影響もあったので、単純な比較はできませんが、収量は4~5倍になると思われます。

そのような気象条件を考慮しても、本格的な収穫は4年目からではないかと考えています。

私の師匠の江澤貞雄さんも、著書の中で「3年目もしくは4年目から収穫する」と述べていますが、そのとおりだと実感しました。

もちろん、土壌条件などによって成長が異なってくるので、あくまで私が経験した栽培の中での話ですのでご了承ください。

(↑3年目の時の様子。今年と比較すると少なく感じる)
(↑4年目の様子。樹の大きさや収量がかなり増えた)

3年目に収穫すると成長が悪くなるか?

「3年目に収穫すると成長が悪くなってしまうのか?」

という問題ですが、比較実験をしていないので、正確にはわかりませんが、

見る限りでは、昨年大きく成長していて実をつけることができたブルーベリーの樹は、今年もさらに大きくなっています。

(↑昨年、実をつけた樹も今年はさらに大きくなって実をたくさんつけている)

昨年、成長が悪くて、実をつけなかった樹は、なんとか追いついてきたという感じで、もともと成長がいいものは、あまり関係なく、どんどん大きくなっている印象です。

結局スタートダッシュで成功した樹は、今でも一番大きい印象です。

このため、3年目から少しでも収穫するのか?4年目まで待って収穫するのか?

については、自身の事業計画の考え方、次第だと思います。

私は、3年目の時期から観光農園の運営や集客について少しでも肌で経験し、自分なりの形を作っていきたかったので、3年目でプレオープンという形にしましたが、正解はそれぞれだと思います。

ど根性栽培は、初期の成長が遅い印象なので、最初は少し不安になりましたが、土壌の条件などがあっていれば、2~3年目の成長は著しいように思います。

暖地向きと言われるラビットアイ系ブルーベリーでも、寒冷地の長野県安曇野市でも収量を減らすような枝枯れが少なく、4年目に収量は見込めるということがわかってきました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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