いろいろな木の実を作っています~幸せフルーツ工房です~ vol348

パーマカルチャー
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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「ブルーベリーの森あづみの」では2019年からブルーベリーの栽培を始め、

2021年にブルーベリー観光農園(ブルーベリー狩りができる摘み取り園)をオープンしました。

ブルーベリー以外にも、無農薬ブドウ(ナイヤガラ)やグミ、マルベリー、ラズベリーなどなどいろいとな木の実を作っています。

まだまだ試しながらのものも多いですが、紹介します。

☆この記事では、こんなことがわかります☆
●ブルーベリーの森あづみので作っている「ブルーベリー以外の」木の実
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いろいろな木の実を育てる

農園の名前は「ブルーベリーの森あづみの」なのですが、屋号は「幸せフルーツ工房」です。

子どものころから、フルーツや木の実(ナッツも)が大好きだったので、

木の実で幸せを届けたいという思いから、というか自分が幸せ・・・ということでこの名前になりました。

何を育てようか考えていたときに、「子どもの頃、野山で木の実をとって食べたり」して楽しかった記憶、

山の木の実や昔から庭などで育てられてきたものは、無農薬でも十分育っている・・・

そういうのは、実が小さくて柔らかいものが多いから、流通では不利なんだろうけど、摘み取りなどの体験のサービスなので、問題ない☆

という考え方で、育てる木の実の種類を選びました。

2020年の春に植えたものが多いですが、2年ほどで結実したものもあります。

一部を紹介したいと思います。

グミ(ビックリグミ、アキグミ)

グミは、ビックリグミ(ダイオウグミ)とアキグミを育てています。

違う品種に種類以上を育てた方が実のつきが良いらしいので、2種類育てたのですが、

ビックリグミの方が成長がよく、2021年に一足先に結実するようになりました。

1本でも実がなったなあ・・・という発見がありました。

アキグミも成長してきたので、2022年以降も楽しみです。

熟す前は少し渋みがありますが、完熟するととても甘く、生食でも加工でもいけます。

桑(マルベリー)

マルベリーは、いわゆる「桑」です。

子どもの頃、通学路に実をたくさんつける桑の樹がありました。

毎日楽しみにしていたのが懐かしいです。

つぶれるくらい熟すととても甘く、初夏がメインですが、8月頃にも実をつけました。

2020年に植えたのですが、2年あまりで、20cmくらいの苗が、2m以上になりました。

雄株、雌株のある品種や雌雄同株のものもあります。

農園にあるのは、雌雄同株です。

畦などに自生している桑が何故か結実しないのは、おそらく雄株だからだと思います。

葉っぱは「マルベリーリーフ」として、ハーブティーに利用できます。

むしろハーブの分野だと、どちらかというと葉の方がメインではないかと思います。

ラズベリー

ラズベリーは、レッドとイエローの品種を育てています。

イエローの方は、収量は少なめですが、酸味が少なく、子どもたちに好評です。

色合いも綺麗で気に入っています。

ちなみに、葉っぱは「ラズベリーリーブ」としてやはりハーブティーになります。

ブドウ(ナイヤガラ)

ブルーベリーの摘み取りのときのレストスペースを兼ねて、ブドウ棚があるのですが、

ナイヤガラという品種のブドウを作っています。

長野県中部はナイヤガラの産地で、私も子どもの頃よくおやつに食べていました。

当時は、大粒品種は少なく、小粒のデラウエアや中粒のナイヤガラが多かったように思います。

現在、日本の生食ように栽培されているブドウの多くは欧州系や欧州&米国の雑種の品種がメインですが、ナイヤガラは現在ではめずらしい米国系の品種です。

夏に乾燥するヨーロッパとは比較して、雨の多いアメリカの品種のため、雨に強く、病気にも強いです。

ただし、実が柔らかいため、ほとんどがワイン用になり、生食は一部の産地付近でしか出回りません。

子どもの頃、身近にあったので、気がつきませんでしたが、長野県中部はその「一部の地域」だったようです。

きのこの廃菌床少しと、雑草の敷草、木材チップマルチ、以外にとくに手を加えていませんが、

無農薬でも美味しいブドウができました。

少しだけ黒豆病がみられましたが、部分的なものでした。

8月下旬から9月上旬に熟していい感じだったので、タイミングが合えば、ブルーベリーの摘み取りのときに召し上がることができます。

ホワイトピーチベリー

その名前のとおり、「白く、桃の香りのするイチゴ」です。

野生種に近いため、実が小さいですが、抜群に美味しいです。

欠点としては、白から色がかわらないので、熟している程度がわかりにく点です。

課題と今後の展望

前述のとおり、ブルーベリー以外の木の実は

「実がちいさくて柔らかいけど、丈夫で育てやすく、その場で食べるにはとても美味しい木の実。」

という特徴をもつものを中心に、育てています。

実際その狙いは結構あたっていたようで、無肥料、無農薬でも十分育っています。

課題としては、本当はブルーベリーの摘み取りの時期(うちの農園の場合は8月から9月)にあうものを選んだつもりだったのに、

実際には6月下旬から7月にかけて結実するものが多かったことです。

ブルーベリー以外の果実は、収量がそれほど多くないので、

いろいろな木の実でハーブ園やイベントとコラボしていくような形で提供していきたいと考えています。

ブルーベリーの森あづみのは、ブルーベリーシーズン以外の季節も本当素敵な場所だと思っています。

ブルーベリーの摘み取りシーズン以外にも、さまざまな農村コンテンツサービスを展開していきたいと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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