脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました。かんざきたつや、36歳です。
現在は、農業法人を退職し、独立起業の準備をしており、子どもたちの笑顔あふれる、「やすらぎと思い出づくりをお手伝いするブルーベリー農園」を創るべく、日々まい進しております。
脱サラ(脱公務員)の経緯や、農業、そしてブルーベリー観光農園を志した経緯、やりたい農園のコンセプトなどについては、以下の過去記事をご覧ください。
起業のため、某農業法人を退職し、現在は、ブルーベリー観光の開園準備を本格的に始めており、長野県安曇野市で農地を探しています。
ご協力頂いている皆さま、本当にありがとうございます。
こうご期待☆
最近、農業法人社員時代の先輩から連絡があって、近況をお聞きする機会がありました。
以前一緒に働いていた、20代前半の社員が辞めることになったそうです。
私が会社を辞めるちょっと前から、何となく辞めたそうな雰囲気でしたが、こんなに早いとは思いませんでした(まったく人のことは言えてませんが。)
新卒3年以内で離職した人は、大卒では、約3割であり3人に1人は、3年以内にやめています。
私はもう若者に分類してもらえないと思いますが、ちょっと思うことがありましたので、
今回は、そのことを書きたいと思います。
実は20年以上ほとんど変わっていない離職率
報道の見せ方の問題なのか、最近の若者は仕事をすぐにやめるような錯覚に陥っていましたが、調べてみて意外だったのは、離職率そのものは、20年前からほとんど変わっていないことでした。
(大卒3年以内離職率)
平成7年(1995年) 32.0%
平成17年(2005年) 35.9%
平成27年(2015年) 31.8%
むしろ、10年くらい前の方が、ここ数年より離職率が高く、ここ数年は、むしろおちついてきているようにも思えます。
ちなみに、中学卒や高校卒などでも極端には変わっていませんでした。こちらはむしろ下がっているくらいです。
(参考)厚生労働省資料 https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000369541.pdf
最近の若者は・・・・って、現役のほとんど年代はあてはまるということがわかりました。
退職理由など
厚生労働省が4、5年おきに不定期実施している「若年者雇用実態調査」の平成25年度版(平成26年9月25日発表)をもとに、15歳~34歳の若者が初めて勤務した会社を辞めた理由です。
労働環境や人間関係、今後の自分のキャリアプランなどが主な理由となるようです。
1位 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった 22.2%
2位 人間関係がよくなかった 19.6%
3位 仕事が自分に合わない 18.8%
(全国16,607の事業所に対して無作為でおこない、有効回答数は10,283)
(URL:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h25_08.pdf)
リクナビnextでは以下のとおりでした。
これは、転職者全般であり、若年者に限ったものではありませんが、厚生労働省の調査とも類似しています。
1位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位 労働時間・環境が不満だった(14%)
3位 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位 給与が低かった(12%)
5位 仕事内容がおもしろくなかった(9%「)
7位 社長がワンマンだった(7%)
7位 社風が合わなかった(6%)
7位 キャリアアップしたかった(6%)
10位 昇進・評価が不満だった(4%)
(調査方法 : インターネットでアンケートを実施 実施期間 : 2007/04/26~2007/05/17
調査対象 : 転職活動経験者(有効回答数100件))
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若者に未来をみせられないからかもしれない?
もしかしたら、単純に、今直面している状況からの現実逃避ではなくて
「仕事内容」「経営者等の仕事に仕方などの社風」「休暇などの労働環境」
など、将来的にもなかなか変わらない・変えられないと感じるもの疑問をもち、辞める決断をするのかもしれません。
また、先輩・上司・経営者などは、若者にとって、未来の自分を姿の参考となるものです。
もしかしたら、将来目指したい姿として映っていないのかもしれません。
県の職員をやっていた頃、一緒に出張していた後輩に、「今の仕事は自分のやりたいこととは違う」といった相談を受けたことがありました。
その時私は「必死でやって覚えてくれば、段々楽しくなるよ。」といった主旨の話をしました。
その時は心底そう思っていました。実際に覚えていくうちに楽しくなることもありました。
しかし、おそらく自分もその後輩と同じ気持ちをもっていたのを、自分の気持ちを抑え、でごまかしていたように思います。
折しも、それから数年後、同じ年度に私も彼も退職することになり、さらにしばらくたって最近再会することができました。
そのときのことを私はずっと後悔していましたが、やっと謝ることができました。
今は、お互い新しい道を進んでいます。
就職した頃「3年は続けろ」といった謎の3年神話もよく耳にしました。
「仕事もろくに覚えないうちから・・・」というのも一理あるかもしれません。実際に覚えていくうちに楽しくなることも何度も経験しました。
しかし、まだその組織や業界の常識に染まっていない最初に受けた、印象や違和感などは意外と本質をついていたりするので、退職する、しないは別として、大切に覚えていてほしいと思います。
(私は10年以上見ないふりをしていまいました・・・・)
ずっとそのもやもやが消えなければ、もしかしたら、別の道を目指した方が楽しいのかもしれません。
今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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