脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
私には小さい子どもが2人います。
子どもが生まれて、最初のころは、いろいろ教えてあげたいと勝手に思っていました。
しかし、最近は、少し別のことを思うようになりました。
子どもの頃描いていた大変そうな「大人像」
小さな子どもの頃、大人っていいなあと思っていました。
車で好きなところに行けるし、お金もあって好きなものも買えるし、宿題もないし・・・
少なくとも、その頃は、早く大人なりたいと思っていました。
しかし、だんだんと年齢を重ねるにつれて、「働くのって大変そう。」「人生甘くないのかな。」「大人になりたくない。」「だけど置いていかれたくない。」・・・・ということを感じるようになっていきました。
少なくともそのように世の中を解釈してしまっていたのです。
よくわからないまま社会人・大人へ
何の疑問ももたないまま周りに合わせるように進学しましたが、それでも農学部を選んだのは「自然や生き物が好き」というやりたいことの片鱗があったかもしれません。
しかしながら、学校を卒業する頃は、就職氷河期でもあったこともあり、置いていかれたくない一心で必死に就職活動。
林業系の県職員になり、13年後に退職。
少し農業法人での仕事をして、脱サラ農業の今に至ります。
後半の方はともかくとして、就職した頃は、「社会人として」「大人として」・・・みたいな「〇〇すべき」ばかり優先していて、一体何がやりたいのかもわかっていなかったように思います。
誰が悪いわけではなく、単純に、「自分が定義していた大人像」を目指してしまっていたわけです・・・・
つくづく、「自分の意識が世界を作っている」とはよく言ったもので、体現してしまったように思います。
子どもにできることは「生き方」をみせること
少し前置きが長くなりましたが、今、子どもたちにしてあげられること・・・というよりはしてあげたいことは。
「自分の生き方をみせること」だと思っています。
自分らしく楽しく仕事をしたり生活を送りながら、一緒に生きることです。
大人になるって楽しそう、人生って楽しそう、そう感じてもらいたい。
だから、日々を楽しみたいのです。
昔、本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」を読んだときに、似たようなくだりがありました。
ロングセラーの本ですが、読んだのは4、5年ほど前でした。
自由な人生、本当に幸せなお金持ちになる秘訣などを主人公がユダヤ人の大富豪であるゲラー氏から学んでいく(実話にもとづく、ストーリー仕立てで、描かれていますが、その一節に
『子どもにしてやれる最大の贈り物は、自分が好きなことをやって生活する姿を見せることだよ。
自分の才能を自由に社会と分かち合い、豊かな人生を生きる姿は子どもにとって最高のプレゼントになるだろう。』
というゲラー氏の言葉がありました。
日々の暮らしの中から、子どもたちにプレゼントを用意していきたいと思うのです。
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