「競合する」とは何なのか?~競合を考える先にあるもの~vol842

観光農園の始め方
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

有機JAS認証を取得した「オーガニックブルーベリー」を栽培しています。

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「競合」というと、何となくライバルのような、競争相手のようなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

コンビニチェーンなどでは熾烈な競合との勝負が繰り広げられています。

しかし、「競合」を考える本当の意味は実は競争に勝つと言ったものではありません。

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「競合」とは

そもそも「競合」とは何のでしょうか。

「競合」とは、お客様の頭の中に浮かぶ選択肢全てのことを言います。

例えば、小さなお子さんがいる家庭で休日のお昼を食べるとします。

その場合、子どもがいても行きやすい環境が好まれたり、子ども向けのメニューがあるかなどが重視されやすくなります。

お客様のファミリーレストランや大手ハンバーガーチェーン店が浮かびやすくなるかもしれません。

無添加を好むといったケースなど、ターゲット顧客(想定顧客)によっても、違ってきます。

少なくとも、ある場面で、ターゲット顧客の選択肢全てが競合となります。

私の業種である、ブルーベリー観光農園は、競合はブルーベリーだけではありません。

むしろターゲット顧客が異なれば、ブルーベリー農園であっても競合ではありません。

「狩り」であれば、他のフルーツ狩りであったり、農林公園など体験を楽しめる場所だったり、ゆっくりできるというのが特徴であればカフェや森林浴なども競合になるのかもしれません。

「競合」は自分の個性が出せているかのチェックポイント

ビジネスにおいて「競合」を考える、分析するという場面が必ず出て来ると思います。

しかし、競争をするということが大切なわけではなく、

お客様の頭の中に浮かぶ選択肢の中で、自分の商品やサービスの個性が明確に打ち出せているのか、というチェックが最も重要なことになります。

自分で明確になっていても、それをお客様に伝わるように、伝えきれているかなど、

そいういったことをチェックするために分析をします。

私は、創業当初から、そのように考えています。

同種のサービスであっても、ターゲット顧客が異なれば、基本的に競合しないので、気にする必要はありません。

むしろ、違う業界であっても、ターゲット顧客の選択肢で並んでいれば、当然競合します。

その場合、違いが明確になっているか確認する必要があります。

ここでいう「違い」は、言い換えれば、お客様が競合他者ではなく、あなたの商品・サービスを選ぶ理由です。

お客様があなたの商品・サービスを選ぶ理由はUSP(unique sales proposition)とも呼ばれます。

また、サービス・商品のカテゴリー類似していても、価格帯が異なると基本的に競合しません。

顧客の属性やシチュエーションによって、適する価格が異なる場合が多いためです。

それくらい、「価格」は、ターゲット顧客を決定づける大きな因子です。

まとめ

どんな種類のビジネスでも、想定しているお客様(ターゲット顧客)の頭の中にある選択肢の中にあって、個性が十分に打ち出せているのかが大切です。

競争は、USPに明確な違いがない(わかりにくい)時に起こるのであり、最初から、全て明確で、需要と供給のバランスがとれていれば、基本的に起こりません。

考えてみれば当たり前のことです。

経営コンサルタントの佐藤義典さんの著書の記述をお借りすれば、「マーケティングはお客様の心の中でおきている」というのが、やはり基本になってきます。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お知らせ

テレビ出演

NHK(Eテレ)で放送している「趣味の園芸」に出演させていただきます。

昨年(2023年)に放送された番組を今年も再放送するそうです。

私が出ているのは、少しだけですが、農園でロケをしていただいたので、よろしければご覧ください。

7月28日(日)Eテレ 午前8時30分

8月2日(金)Eテレ 午後2時10分

※放送内容は両日とも同様です。

通信販売(食べチョクと楽天ファーム)

ラビットアイ系のオーガニックブルーベリーの予約販売中です。

食べチョクの先行分は残りわずかとなっています。

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長野県 幸せフルーツ工房の紹介ページです。 2019年に脱サラし、新規就農しました。長野県安曇野でオーガニックブルーベリー(有機JAS認証)などを栽培しています。農薬や化学肥料を使用せずに、信州安曇野の大地の力、ブルーベリー本来の潜在能力を最大限に引き出す「ど根性栽培」に取り組んでいます。
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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