脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
ブルーベリーの花が開花中です。
白い、ドウダンツツジのような、釣り鐘型の小さくてかわいい花です。
品種によっても少しだけ個性があります。
花の開花状況は、遅霜などについて書いてみました。
ハイブッシュ系ブルーベリーは、ほぼ満開
ハイブッシュ系は、チャンドラーなど晩生品種の一部を除いて、ほぼ満開です。
ミツバチが盛んに蜜を集めていました。
さらに、じっと座ってよくみていると、小さなヒラタアブなども蜜に集まっています。
下草の雑草の花もたくさん咲いており、そこにも、蜂や蝶が飛んできて、気持ちのよい季節です。
花がたくさんあって、嬉しいのですが、ブルーベリーの花の受粉が虫たちに忘れられないか、ちょっとだけ心配です(考えすぎでしょうか・・・?)
遅霜を警戒して、花芽を多めに残していた、南部ハイブッシュ系の「ミスティ」の花芽も、むしりとって、調整しました。
ミスティは、花芽がラビットアイ系くらいたくさんつくので、特に花芽の調整が必要な品種です。
冬にほとんど落葉するハイブッシュ系の品種の中ではめずらしく、ほとんど落葉しません。
ラビットアイ系品種も落葉しないので、最初、ラビットアイ系と間違えたのかと思いました。
ブルーベリーの森あづみの にあるハイブッシュ系は、私が趣味でブルーベリー栽培をしていた頃の頂きものだったので、品種がわからないものが多いです。
花の時期も品種によって特徴があるので、こういった時に観察して、品種同定のヒントにしています。
まだ、同定できていないものも多いですが・・・・。
ラビットアイ系ブルーベリーは満開まであと少し
ラビットアイ系ブルーベリーは、ハイブッシュ系よりは半月から一カ月程度、遅い時期に満開を迎えます。
ブルーベリの森あづみので栽培しているブルーベリーの9割以上はラビットアイ系ブルーベリーです。
極早生のクライマックスのほんの一部花などは咲いているものの、満開まではあと数日といった感じです。
ラビットアイ系ブルーベリーは、原則的に花芽調整をしていません。
例外的にメンデイト(メディット)は、花芽が多く、30個くらいつくことがあるため、収穫期後半の小粒の実の割合が極端に増えてしまいます。
こういった品種は、一部花芽調整をして10~20個以下に減らしています。
それでも、かなり多めに残している方だと思います。
遅霜対策で、冬剪定時には花芽調整はしませんが、心配なくなってから、花芽を間引くようにむしって、減らしています。
今年は遅霜は問題なさそうな見込み
前述でも少し触れましたが、霜のある地域では「遅霜」が心配です。
特に、メインに栽培しているラビットアイ系ブルーベリーの開花時期(長野県安曇野では5月上旬)に遅霜が発生しないか、毎年ドキドキします。
開花をすると、耐寒性がほとんどなくなってしまうため、花が霜によって痛むと、実ができないためす。
ブルーベリーの花は、一度に咲くわけではないので、全滅するということはないものの、収量は減ってしまいます。
今年は、5月上旬は雨がバランスよく降ったり、最低気温がそれほど下がらないため、遅霜の被害は心配なそそうです。
夏野菜ももしかしたら早めに植えてもいいかもしれないくらいです。
まだまだ油断できませんが、ちょっとだけ安堵しています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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