こぼれ種から育てるカモミール~強い「こぼれ種栽培」~vol498

ハーブ
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脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。

農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。

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幸せフルーツ工房(ブルーベリーの森あづみの)には、ハーブ園があり、いろいろとハーブを育てています。

昨年、ジャーマンカモミールの畑をつくり、春には「カモミール摘み取り体験」をやりました。

初めての試みでしたが、たくさんのお客様に楽しんでいただくことができました。

昨年たくさんの花を咲かせて、種をつけたカモミールたちの、「こぼれ種」から、結構な発芽があります。

そのため、今年の秋の種まきは、ひかえておき、「こぼれ種」主体に育ててみることにしました。

その経過と、カモミールなどを「こぼれ種」から育てるコツについて、まとめてみました。

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カモミールは「前年秋」からの栽培がおすすめ

ジャーマンカモミールは、キクの仲間の1年草です。

花は5月から6月にかけて咲きます。

種まきは、前年秋か、当年春が適期ですが、秋まきの方がおすすめです。

越冬した株の方が、春先にすでに根がよく張っているため、大株になりやすく、たくさんの花が咲いて収量が増えるためです。

また、春先に、すでに成長しているため、春の雑草に負けにくいのもメリットです。

昨年は9月下旬に種まきをしていました。

カモミールの「こぼれ種」栽培

カモミールのこぼれ種からの発芽を促す

カモミールは、こぼれ種からもけっこう発芽するという印象をもっていました。

自宅の庭から毎年、こぼれ種から生えてくることがあったからです。

しかし、年によっては少なかったり、絶えてしまうこともありました。

もしかしたら、発芽時期に雑草に覆われすぎていると、こぼれ種が発芽できなかったり、発芽しても枯れてしまうのかもしれないと思いました。

そのため、発芽適温に近くなる、9月中旬頃に、春にカモミールを栽培していた場所の草を少し強めに刈りました。

うまくいくかわからなかったので、バックアップ用にセルトレイで苗も作っておくことにしました。

こぼれ種からカモミールがぞくぞくと発芽

そうしたら、こぼれ種のカモミールが、ぞくぞくと発芽してきました。

種まきをしたときよりは、密度は薄いですが、

結局間引きをして、20cm程度の株間隔にするので、ちょうどよいくらいです。

昨年は、カモミールを「horse shoe形(馬蹄形)」に栽培しましたが、

昨年はこのように馬蹄形にしました

こぼれ種は、任意の形にするのはむずかしいので、形がいびつな部分は、育苗した苗で補うことにしました。

それでも、けっこう、春先の時と形に似たような形状で生えてきたように思います。

あまり苗は必要なさそうなので、苗は別のところにも植えて、全体的にカモミール畑をちょっと拡大しようと思います。

「こぼれ種」カモミール発芽後の管理

こぼれ種カモミールの周りには、雑草がたくさんあります。

競争を勝ち抜いてきたカモミールは簡単には負けないと思いますが、カモミールがなるべく優位になるように除草します。

間引きは、種まきの時ほど必要はありません。

こぼれ種の強さが楽しみ・・・

野菜畑でも、よくこぼれ種から発芽してくることがあります。

(こぼれ種から発芽したダイコンとニンジン)

たいていの場合、育苗したものや、種まきしたものよりかなり「強い」です。

こぼれ種カモミールも強さを感じます

自然界では、基本的に「こぼれ種」です。

その環境に適応して、競争に勝ち抜いてきたものが発芽しているため、

強いのは当然のことではないかと思います。

カモミール畑で、少しだけ手助けすることで、こぼれ種での栽培のサイクルを回すことができたら、

すごく面白いと思います。

来年のカモミールがどうなるか、今から楽しみです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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