脱サラ元公務員、現在はブルーベリー&パーマカルチャーの農園をやっています 神崎辰哉(かんざきたつや(@ttykanz) )です。
農園の名前は長野県安曇野市、北アルプスの山麓で「ブルーベリーの森あづみの」といいます。
「ブルーベリーの森あづみの」では、今年でブルーベリー観光が3年目です。
栽培がスタートしたのは2019年からなので、5年目ということになります。
まだまだ、発展途上だと思いますし、
まだまだ何も成し遂げられていないとずっと思っていました。
しかし、一方で、実際にはそうでもないように感じることがあります。
「あれ?もう夢叶ってる?という瞬間があること。」これは、けっこう大切なのかもしれないと思ったので、まとめてみました。
私の夢「作物を栽培しながら、眺めながら生活をすること」
ブルーベリーが収穫できるようになってから、今年で3年目です。
「経済的な成功」という面では、ずっとずっと、まだまだだ、まだまだだ・・・と思っていました。
しかし、どうにか生活も回っています。
私は、自分がどういう生活をしたいのか真剣に考え、サラリーマンを辞めました。
作物を育てながら、それを眺めながら、生活をしたいと思っていました。
週末しか時間がなかったサラリーマン時代に、早朝に畑に行ったり、夜にヘッドライトをつけてでも畑に行っていたことがあります。
畑に行く時間がほしい。
家族と過ごす時間、畑にいる時間、作物を育てたり眺める時間。
笑っていられる時間を、私が生きている有限な時間の中でに少しでも増やしたい。
そう思っていました。
今は、ブルーベリーが育っていく様子を眺めたり、観光農園でお客さんを迎えたり、もともと趣味だった野菜づくりやハーブも販売して、誰かに喜んでいただく手段があります。
家族とすごしたり、する時間もけっこうあります。
「あれ?夢叶ってない?」そう思ってしまいました。
少しずつ、認知され、観光農園のお客さんが増えてきたり、
通販サイトや直売所でもブルーベリーが売れるようになってきて、
いつの間にか、プレッシャーの方が強く感じたり、もっともっと足りない何かを・・・ということにフォーカスしすぎていたのかもしれません。
叶ってると思った瞬間に、何故かとっても力が抜けてきました。
プレッシャーに感じていた、取引先の企業とのやりとりも、感謝があふれてくる・・・。
そうやって、力を抜いたときの方が、何故かいいコトがたくさん起こる。
そいう言えば、これまで、不思議な奇跡みたいなことが起こるときは決まってそんな時でした。
「足りない」「まだまだ」という言葉は一見、謙虚に見えますが、ある意味では現在を否定し、足りないことにフォーカスしている。
一方、満たされていることにフォーカスすることで、さらに満たされる現実が引き寄せられるようにも思います。
夢は手段ではなく「目的」~甲本ヒロトさんから学ぶ~
ミュージシャンの甲本ヒロトさんは、「みんなは夢を2つ持っている」と指摘しています。
「バンドをやって、ビッグ(有名)になりたい。」⇒バンドやる(手段)+有名になる(目的)
「バンドをやってお金持ちになりたい」⇒バンドをやる(手段)+お金持ちになる(目的)
バンドが手段になってしまっている。
甲本さんは、夢(目的)はいつも一つだったと言います。
「バンドをやること」
十代の頃にバンドを始めってから、ずっと叶っている。
だから、次はどうしたいんですか?と言われても、困るそうです。
ブルーハーツ⇒ハイロウズ⇒クロマニヨンズといった変遷があっても
ずっと甲本さんはバンド活動をしています。
実は、私も学生の時にバンドをやっていて、ハイロウズ時代のライブに行ったことがあります。
私の場合、「農作物を作る生活をして、経済的に成功すること」
⇒農作物をつくる生活をする(手段)+経済的に成功する(目的)
になってしまっていたのかもしれません。
農作物を作りながら生活をしてる・・・視点を変えれば、もう目的は果たして、夢はかなっているのかもしれません。
もちろん、これからもいろいろな試行錯誤をしていくのは変わりはありません。
ただし、その時の自分の心は、満たされた気持ちでいること。
叶っていることを忘れずに、感謝しながら時間をすごしていきたい・・・と思ったできごとでした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※甲本さんのエピソードにつきまして、ひすいこたろうさんのYouTubeチャンネル「ひすいこたろうの名言セラピー」を参照させていただいております。
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